本もぐもぐ2018/02〜03

スポンサーリンク

最近読んだ漫画などについて。 

しまなみ誰そ彼(1)【期間限定 無料お試し版】 (ビッグコミックススペシャル)

しまなみ誰そ彼(1)【期間限定 無料お試し版】 (ビッグコミックススペシャル)

 

友達に「ここまでポリコレ的に配慮されている漫画はなかなかない」とおすすめされて読んだ。なるほど、ただマイノリティを描いているだけでなく、マイノリティがその人のアイデンティティというわけではないこと、被害者が無意識に加害者になり得ることなどもしっかり描かれていて、全方面への配慮が素晴らしい。そして絵柄の美しさ!港町と建物、心象描写がとても細やか。美しい一枚の絵画のような見開き絵が多くて、ため息が出る。3巻まで読んだけど、これからどうなっていくのか楽しみな展開。

ベルサイユのばら 11 (マーガレットコミックス)

ベルサイユのばら 11 (マーガレットコミックス)

 

ベルばらの新作外伝。近年増えている「ウン十年ぶりに描かれる筆者本人による二次創作」的な作品は、個人的には蛇足なことが多いと感じているので、思い入れがあまりにも強いベルばらの外伝を読むことは避けていた。のだけど、ジェローデルがポーの一族になったという報を受けいてもたってもいられず確認してしまいました…早く該当の最終巻が読みたい…いや最高でしょジェローデル×ポー…夢しかない…。

海辺のエトランゼ (Feelコミックス オンブルー)

海辺のエトランゼ (Feelコミックス オンブルー)

 
春風のエトランゼ 1 (onBLUEコミックス)

春風のエトランゼ 1 (onBLUEコミックス)

 

商業BLを買う習慣がないため、貸してくれる友達がいないと時流にどんどん取り残されていく。おすすめを募って教えてもらったこちら、笑顔がとても可愛くストーリーも癒された。上質な暮らしBLの次は田舎暮らしBLが来るのかもしれない。

花は咲くか (5) (バーズコミックス ルチルコレクション)

花は咲くか (5) (バーズコミックス ルチルコレクション)

 

最終巻だけ読めていなかったので改めて1から読み直した。よい…。 

にこたま(4) (モーニングコミックス)

にこたま(4) (モーニングコミックス)

 

こちらも最終巻だけ読めていなかったので読んだ。そうかー、その結論なのかー、という感じ。そしてこのにこたまを経て1122を描いている渡辺ペコさんやっぱり怖い。 

おんなのいえ(1) (BE・LOVEコミックス)

おんなのいえ(1) (BE・LOVEコミックス)

 

こちらも最後2冊くらい読めていなかったので読んだ。そこまでスッキリ!とはしないけど、鳥飼さんの描く大阪弁女子がすごく好きです。よくあるコテコテの大阪弁でなく、自分が一番馴染みがある大阪弁の表記なので、北部のご出身なのかな?と思う。 

素敵な彼氏 6 (マーガレットコミックスDIGITAL)

素敵な彼氏 6 (マーガレットコミックスDIGITAL)

 

もう表紙の幸せ感にやられる。可愛い。とにかく可愛い。無駄に人間性が最悪なキャラクターや不条理な障害を出さずに恋愛漫画を続けられる河原先生はすごい。

テンカウント (1) (ディアプラス・コミックス)

テンカウント (1) (ディアプラス・コミックス)

 

表紙から勝手にSF的な作品だと思っていた。潔癖症があれやそれや大丈夫なのかい…?とつっこみたくなるが面白いのでよし。 

とりかえ・ばや(13) (フラワーコミックスα)

とりかえ・ばや(13) (フラワーコミックスα)

 

ついに完結!!お見事だな〜。原案の古典があるとはいえ、完璧なまとめ方。歴史物に現代の価値観(特にフェミ観)を持ち込むと言動がちぐはぐになりがちだけど、とりかえばやはバランスが素晴らしかった。全くもやもやしない、現代人の目線で見ても楽しめる漫画だった。さいとうちほ作品の中で一番好きな作品になりました。

プリンセスメゾン(1) (ビッグコミックス)

プリンセスメゾン(1) (ビッグコミックス)

 

家探し中に読んでいた。珍しく感想ブログも書きました。

oukakreuz.hatenablog.com

とにかくウツなOLの、人生を変える1か月

とにかくウツなOLの、人生を変える1か月

 

著作を読まずに苦手意識を持ち続けるのもよくないだろうと読んでみた。作品自体は好きでも嫌いでも…という感じでした。自己啓発的な立ち位置なのかな?こう考えたら人生楽なのに、というメッセージが、同意できるところもあり、著者の自意識が見え隠れしてしまうところもあり。

神様のボート (新潮文庫)

神様のボート (新潮文庫)

 

バーレスクのダンサーRioちゃんが江國香織が好きとツイートしていたので、懐かしくなって読んだ。江國香織は中学生の頃に一番読んでいたので、大人ぶってこれを理解したつもりになっていた過去の自分を思い出して面映い。大人になってから読むと、不完全な人間たちの切ないお話だと思える。ラストはバッドエンド解釈派です。