昨日も10年前も過去は過去

師走の名に恥じぬ駆けっぷりだ。11月の末からプライベートで韓国に行き、帰国した翌朝から1週間の海外出張へ、そして帰国日に帰省して友人の結婚式という強行スケジュール。−5℃と25℃の国を行き来することになるので体調管理に気をつけていたものの、山だった結婚式出席を終えて気が緩んだのかくしゃみが止まらない。今は実家の布団の中で書いている。

今日出席した結婚式は新婦のこだわりやおもてなしの心が随所に感じられる大変良いお式だった。同卓には10年以上ぶりに会話する同窓生たちがいて、思い出話というよりむしろ現在の自己紹介に近い会話に花が咲いた。みんなもう大人だから、昔仲が良かったか、性格が合うかなんて関係なく3時間くらいは楽しく喋れる。関西人が集まるとやっぱりトークのテンポが合うというか、盛り上がる。

新婦と一番よく遊んでいたのは高校-大学時代で、一緒に旅行した時の写真がスライドショーに使用されていた。あの頃の自分が想像もしなかったところで働き暮らしている。あの頃ずっと一緒にいると思っていた人とはもう何年も連絡すら取っていなかった。新婦とも会うのは1年以上ぶりで、新郎の詳しいプロフィールは今日知った。次に会うのはいつなんだろう。披露宴が後半になればなるほどエモさが爆発してしまい、胸がいっぱいであまり食べられなかった。

披露宴のお開き後にみんなでちょっとお茶をした帰り道、「もったいないことしたなって思った」と声をかけられた。「中学生の頃のあなたはなんか大人っぽくて、あんまり話しかけられなかったんよね。今日の感じで、全然仲良くなれたやん、もっと早く話してたら良かったーって思った」と言われて、とても嬉しかった。私は学生時代の友人よりインターネットの友人との方がずっと濃い付き合いをしていて、それは近況報告の密度もあるけど、やっぱり学生時代の無駄に斜に構えたイタい自分を都合よく忘れたい部分があるんだと思う。インターネットでは最新の自分の見せたい部分だけ見せられるから。でもこんなほんの数時間で、あまり話してなかった人に印象変わったねって言ってもらえたりするんだな。今からでも遅くないやん、また会えた時に話そうよ、と言って別れた。これが東京の式だったら「じゃあ空いてる日送るから、ご飯行こう」って言えたかもしれないけど。未来はわからないから、意外とまたすぐに会ってるかもしれない。

久しぶりの韓国は買いたいものを買い食べたいものを食べて大満足だったし、出張も移動時間中も常にPCに向かって作業するような忙しさだったものの収穫はあった。ただずっと何かに追われているような焦りがあって気が休まらなかった。朝寝坊したら終わりだ、飛行機/新幹線に乗り遅れたら終わりだ、アポがずれたら終わりだ、企画書が間に合わなかったら終わりだ、風邪を引いたら終わりだ…常に「●●したら一貫の終わり」と思い詰めていた。飛行機内でも実家でも親に心配されるくらい仕事しているのに、やらなきゃいけないことは全然終わってない。なんでこんな状態なんだろう。最近は取りこぼしも増えてるし家事もできず家は荒れる一方で、自分がやろうとしていることは分不相応な挑戦でやればやるほど周りに迷惑をかけるんじゃないかという気がしてくる。

出張中けっこうしんどいなと思うこともあって、無意識に「もー無理」と呟いたりツイートしてしまったりしていた。帰国して5年日記にまとめて記録をしようとしたら、去年の今日(上段)にも「もう無理。キャパオーバー。」と書いてあるのを見つけた。去年の今頃、具体的に何がどう無理だったのか今の私には思い出せない。抱えている案件的にもポジション的にも、どう考えても去年より今の方が大変なはずだし、「この波を乗り切れる気がしない」って書いてるけど、なんだかんだで乗り越えて春は楽しく遊んでたよな。「来年の今頃には今の悩みも忘れてるかな」なんて去年の自分の愚痴にちょっと救われたりしたのだった。

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