本もぐもぐ2018/08〜09

最近読んだ本と漫画備忘録。

・小説

噛み合わない会話とある過去について

噛みあわない会話と、ある過去について

噛みあわない会話と、ある過去について

 

感情ホラー作家辻村深月の本領発揮という感じの新刊。短編集なのでさらっと読めるのだけど、一編一編読み終わる度に本を閉じて「あ〜今更どうにもならない過去のことを蒸し返して虐めてくるのはやめてくれ〜〜〜」と叫びたくなる。他人と過去は変えられない、ですねほんと。

ふたりぐらし

ふたりぐらし

ふたりぐらし

道東に帰省する前に、釧路出身の桜木紫乃が読みたくて手に取った新刊。桜木さんは道東の灰色で重い空とか田舎の閉塞感とか、をメインに書いているイメージで、初めて読んだ頃は「北海道ってもっと爽やかで広々した感じの場所ではないのか…」と少しショックを受けたものだけど、今回はびっくりするくらい読後感が暖かかった。これまでの作品で一番好きだな。様々な夫婦、親子の形が描かれていて、どの話も自分を省みることがあった。「歳をとれば、どんな諍いも娯楽になっちゃうんだから。」という境地までいきたいものだなあ。

・漫画

来世は他人がいい

来世は他人がいい(2)特装版 (プレミアムKC アフタヌーン)

来世は他人がいい(2)特装版 (プレミアムKC アフタヌーン)

 

pixiv連載から好きだった来世は他人がいい、もう2巻。やはり絶妙な厨二感が良いな。

君を死なせないための物語

きみを死なせないための物語 1 (ボニータ・コミックス)

きみを死なせないための物語 1 (ボニータ・コミックス)

 

これは本格的なSFなんだろうなと思いつつ設定がまだ理解しきれていない。伏線を張り巡らしている段階なのだろうなと思うので、長期的な楽しみにしたい。

凪のお暇

凪のお暇 4 (A.L.C.DX)

凪のお暇 4 (A.L.C.DX)

 

凪のスローライフ日記かと思いきや、男たちの方が遥かに闇が深いというオチ。ゴンさん目線のモノローグが初めて出てきてよかった。

素敵な彼氏

素敵な彼氏 7 (マーガレットコミックス)

素敵な彼氏 7 (マーガレットコミックス)

 

心が洗われる〜!最近唯一追っている少女漫画。みんなかわいいかわいい。

A子さんの恋人 

A子さんの恋人 5巻 (ハルタコミックス)

A子さんの恋人 5巻 (ハルタコミックス)

 

刊行スピードが早く無いし、話の展開もそんなにスピーディーでは無いので忘れていたけど、もうこんなに時間が経ったんだな、と色々な面で気付かされる5巻。クライマックスの始まり。私は断然A君派なのだけど、さすがに今回のデビュー作のエピソードは、「え、A太郎…!」となってしまった。でもA君を応援しているよ!!あと才能が無い自分を受け入れて幸せを掴めるゆうこちゃんの生き様こそ最強だなと思いました。

ニューヨークで考え中 

ニューヨークで考え中(2)

ニューヨークで考え中(2)

 

大好きなニューヨークエッセイ。「A子さんの恋人」と併せて読むとより楽しい。近藤さんとA子さんは全然違う人だとわかっているのに、なんだかA子さんが選ばなかったニューヨークでの未来が広がっているような気がしてしまう。故郷を遠く離れて、故郷に何かあったときに駆けつけられ無い不安はあるが、現在の居場所にももう大事なものがたくさんあるのだ、という話、とてもわかるな。外国でも日本でも同じことだなあ。またNYでベーグル食べたい。

世界で一番俺が◯◯

世界で一番、俺が〇〇(5) (イブニングKC)

世界で一番、俺が〇〇(5) (イブニングKC)

 

こわいこわいこわい。なにがこわいって、こんな展開を経ても普通にこの漫画が続いていくことが一番こわい。エンディングじゃないのかという大事件をさらりと通過点として描き、不幸ゲームはまだ終わらない。誰が勝つかとかもうそんなこと言ってる場合じゃないよと思うけど、水城先生のことだから最後まで描き切ってくれるんでしょう。怯えつつ楽しみにしています。

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