ウズベキスタン渡航時に準備してよかったもの

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ウズベキスタンに行ってきたので、旅の基本情報と準備物について書いておきます。ウズベキスタンは急激な経済成長&観光地化の真っ只中で、様々なサービスやルールが大きく変動している時期のようです。私も渡航前に調べていて、去年行った人と先月行った人の情報が全然違う!なんてことも多かったので、あくまで2019年5月時点の情報としてご参照ください。

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ビザ

2018年2月より30日以内の滞在はビザ免除となりました。私が渡航を決めたのもこの理由が大きいです。

お金関係

「スムの為替変動が激しいため、ドル払いを求められることが多い」「街中では闇両替が横行しており、そちらの方が公式の両替所よりレートが良い」など情報が錯綜していて、個人的には渡航前に一番悩んだ部分。

両替について

「日本円からの両替はできないので日本からドルを持参すること」と聞いていましたが、2019年4月に渡航された方のSNSから「日本円からも両替できるようになっている」との情報を入手。しかし依然ドル払いを求められる場所も多いと聞いたため、日本円とドルを用意して渡航しました。

タシケント空港にはたしかに日本円から両替できる両替所が一箇所ありました。ただ窓口が一つなので、必然的にかなり並びます。日本側で両替ができないので仕方ないね…。街中の両替所は日本円の取り扱いはほぼないか、ものすごくレートが悪いようです。私は運よく現地の人が大きな銀行まで連れて行ってくれたんですが、両替所自体をほぼ見かけなかったので両替はできるときにしておいた方が良さそう。

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サマルカンド駅の両替所は日本円対応

また「闇レートの方が両替所よりレートが良い」という情報は少し前のもので、現在はレートが統制されているらしい。バザールでよく「両替するよ〜」と闇取引を持ちかけられましたが、ドル/ユーロのレートはだいたい公式と同じらしいです。(日本円は扱ってないみたいだった…)

ATMキャッシングについて

私は両替所を探すのが面倒なので、海外では主にキャッシングを利用しています。ウズベキスタンにもキャッシングできるATMはありましたが、他国より難易度が高かったです。理由としては、

・使用できるのは基本的にVISAカードのみ
・国内で発行されたカードしか使用できない機械もある
・ATM機の中に現金がないことが結構ある

特に3つ目!!これは頻繁にあるトラブルのようで、自分自身も何度か遭遇しました。というのも、例えば日本円にして1万円分のスムを引き出そうとすると、約73万スム=73枚のお札が出てくることになります。(ついで言うとATMで引き出せる上限が60万スムなので、そもそも1万円分もおろせない。)

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3万円分のスム紙幣

両替すると大富豪気分になるくらい紙幣がたくさんやってくる…。つまり一度の取引で大量のスム紙幣が引き出されることになるため、観光客の多いエリアでは慢性的にATM内の紙幣がなくなるようです。
ATMが設置されたカフェやホテルで「機械からドルが出ないときはスムで出してね」と言われましたが、ドルもスムもなくて途方にくれる…となっている人をよく見かけました。さらにATM機械自体が壊れていることも割とあるようなので、キャッシングはあまりあてにせず現金を多めに持っておくことをオススメします。

クレジットカードについて

カードはほぼ使えませんでした。タシケントのホテルでは使用できましたが、その他の百貨店、スーパー、レストランでは基本的にカードNG。ガイドブックに「カード利用可」と書かれていたレストランでも「ウズベキスタンで発行されたカードしか使えない」と言われることも多々あり。本当に使えないのか、断られただけかわからないですが期待しない方が良いです。また利用できるところはATMと同様、ほぼVISA、たまにマスターです。

SIMについて

現地の通信状況については「Amazonなどで現地SIMを仕入れる」or「街中の通信会社でSIMを購入する」の情報が多かったですが、今年からタシケント空港内でUSMのツーリストSIM販売を開始したようです。両替所と同様、到着の荷物引き取りエリアにカウンターがあります。

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インフォメーションカウンターの一角です

ただ、つい最近始まったサービスということで係の方も慣れておらず、道案内やタクシーを呼んだりするのも全て同じ方々で運用しているため、めちゃくちゃ時間がかかる。皆さんとても親切にして下さったんですが、友達は30分ほど待っても初期設定すら完了できず。私も一度は使えるようになったものの、エラーが続いて翌日には使えなくなりました。

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よく看板を見かけるUMSのツーリストSIM

調べると街中にあるUSMの店舗に行けば直してもらえると書いてあったので、探して行きました。カウンターで英語のできる人を見つけて直してもらい、なんとか使えるようになったのですが数時間後にまたエラー。ストレスを感じ続けるよりは…と別会社のSIMを買い直しました。

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Beelineで購入したSIMはサクサクでストレスフリー!最初から街で買えばよかった…まあ1枚1000円くらいなので経験代と思おう。SIMカードの購入には他国同様にパスポートが必要なのでお忘れなく。

タクシーについて

基本的に値段交渉制。たまーに運転手が自分のスマホでメーターっぽいものをつけていることもありましたが基本は乗るときに口頭で交渉です。タシケント内はUBERのような配車アプリも使えるみたい。

サマルカンドでは公式タクシー、白タク共にシステムも値段も変わりませんでした。立っていると車が止まり、行き先を言って値段を交渉。OKになったら乗る。またどちらも基本的に乗り合いが前提で、道中に同じ方向に行く人がいたらどんどん乗ってきます。つまり先客がいる場合はその人の向かう方向と違う行き先だと乗車を断られます。降車時に揉めたりするかなーと心配していたけど、乗車時に決めた金額以上を請求されることはなかったです。

風呂・トイレ関係

シャワーの水圧やお湯が出るかは宿によりけり。個人的にはそこまで不便はなかったですが気になる人は高いホテルを選んだ方が良いのかも。
トイレは紙を流さずゴミ箱に捨てるタイプ。高級レストランなどは綺麗ですが、駅くらいだと和式の方が多いかな。観光地は有料が多くて、だいたい1000スムを入り口で渡して入ります。水洗でなく、用を足した後におばさんに頼んで手桶で水を流してもらう場所もありました。一番衝撃的だったのは、個室に入ったら横の壁が全て取り払われていて、横で用を足す人が全員丸見えというバザールのトイレ(有料)!さすがに全部丸見えなのは初めてで面白かった。トイレットペーパーが無いところも結構あったので、ティッシュは余分に持っておいた方がいいかも。

便利なアプリ

Currency - 為替、通貨換算

Currency - 為替、通貨換算

  • Travel Tao, Ltd.
  • 旅行
  • 無料

為替レート計算アプリ。普段の旅行でも愛用しているアプリなんですが、設定した通貨を為替レートに合わせて変換してくれます。(私は海外でコスメなどを買い物する際はこれで確認して、日本から通販で買った方が安いかどうかを判断しています。笑)

ウズベキスタンではタクシー代やお土産の購入など、観光地の支払いは大体ドルかスムを選べました。レストランはスムが多いかな。しかし値札表記はドルorスムしか書いていない、「ドルならいくら、スムならいくら」と言われた時に、どちらが安いのかさっぱりわからない。ということで、このアプリを使用していました。
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これは5万スムって何円だっけ?と思って入れてみた様子。オフラインで使えるし、複数の通貨を同時に変換して見ることができるのでかなり便利です。

Splitwise

Splitwise

  • Splitwise, Inc.
  • ファイナンス
  • 無料

割り勘管理アプリ。上記したように旅行中は円/ドル/スムの支払いが同時発生し、友達との割り勘計算がわけがわからないことになったため導入。登録も簡単だし通貨も変えられるしめちゃくちゃ便利で、これから私と旅行する人はみんなこのアプリを入れて欲しいと思ったくらい。このアプリについてはおすすめすぎるので別途書きます。

現地で役立つ&読んでおくと楽しい書籍

ウズベキスタンに関する観光ガイド本は本当ーーに少なく、手配していた昨年時には10年前の雑誌しか情報がない…という感じだったんですが、なんか突然ブームが来ているみたいで渡航の1ヶ月前から色々と発売してました。ウラジオストクの時もこのパターンだったな!!

23 地球の歩き方 Plat ウズベキスタン[サマルカンド/ブハラ/ヒヴァ/タシケント] (地球の歩き方Plat)

23 地球の歩き方 Plat ウズベキスタン[サマルカンド/ブハラ/ヒヴァ/タシケント] (地球の歩き方Plat)

  • 作者: 地球の歩き方編集室
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド・ビッグ社
  • 発売日: 2019/04/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

Platが渡航前週に発売してくれたのはほんとーーに助かった!ずっとこの本に頼りきりでした。現地で見かけた日本人もほぼ全員持っていた気がする。情報量も内容も程よくまとまっているし、出版元が地球の歩き方なので信頼できる!

はじめて旅するウズベキスタン

はじめて旅するウズベキスタン

 

Platが発売する少し前に発売になり、「さ、最新のウズベク本だーー!」と喜んで買ったやつ。こちらは観光ガイドというより読み物寄り。綺麗な写真が多いのと、飲食店の情報、料理名などを参考にしました。Platとそこまで情報が被っていなかったので2冊とも持参して毎晩宿で読んでました。

D15 地球の歩き方 中央アジア サマルカンドとシルクロードの国々 2017~2018

D15 地球の歩き方 中央アジア サマルカンドとシルクロードの国々 2017~2018

  • 作者: 地球の歩き方編集室
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド・ビッグ社
  • 発売日: 2017/06/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

上記の2冊が発売する前、唯一の情報源だった地球の歩き方。友達が買って持参してくれてました。ウズベキスタン単体でなく周辺国もまとめた1冊なので1国あたりの情報は薄いかなーと思いきや、さすが地球の歩き方。コラム的な文章がめちゃくちゃ濃くて面白かった!それぞれの観光地についてもエピソードがしっかり載っていて、読み物として充実してました。さすが地球の歩き方。(2回目)出版社が同じなのでお店情報などは割とPlatと被ってます。

BIRD7号 きらめきのシルクロードへ (講談社 Mook(J))

BIRD7号 きらめきのシルクロードへ (講談社 Mook(J))

 

私が最初にウズベキスタンに行きたい!と思ったきっかけがBiRDのシルクロード特集号でした。TRANSIT、BiRDは旅好きにはたまらん雑誌ですよね。写真が美しくて何度でも見返してしまう。

乙嫁語り 1巻 (HARTA COMIX)

乙嫁語り 1巻 (HARTA COMIX)

 

言わずと知れたシルクロードを舞台にした傑作。旅行中、「これ乙嫁語りで見たやつだ!!!」と進研ゼミ体験を何度かしました。また一から読み直したい。

 

他、旅行記を書きながら思いついたものがあれば足していきます。
景色は美しく人が親切で、食べ物も美味しいし、本当に素敵な国でした。そして上記したように色々と普段訪れる国とは勝手が違うことが多く、久しぶりに旅の冒険心を思い出させてくれる国でもありました。ゆるゆる書いていくので旅行記もお付き合いください!

 

ウラジオストクの時に書いた記事

www.oukakreuz.com

 今回の旅の相方について

www.oukakreuz.com