前編(受付〜披露宴前)はこちら
前編をツイッターでRTしていただいた際に「エリザはアウトだろw」的なコメントをちらほら頂きました!ですよね!さすがに闇が広がったり不幸が始まったりする曲は避けたよ!(笑)披露宴以降はアウトな曲ないはず!
披露宴セトリ
- 入場
海外ドラマgleeが大好きなんですけど、中でもフィンのお母さんとカートのお父さんの結婚式エピソードがめちゃくちゃ好きで、バージンロードの場面で使われてたMarry Youを入場曲にしました。結婚式の定番だしノリの良い曲なので手拍子してもらえて良かったです。
- プロフィール紹介
My Favorite Things/The Sound of Music
司会の方による新郎新婦のプロフィール紹介中に流す曲。経歴というより幼い頃からの好きなもの紹介だったので、「私のお気に入り」。
私が小学校の卒業文集に書いた将来の夢が「好きな時に旅行と観劇に行けるように働くこと」だというエピソードが結構ウケました。三つ子の魂百まで…。
- 乾杯の挨拶
Be Our Guest/Beauty and the Beast
ようこそ皆様、お客様に乾杯というテーマに合わせてBe our guest。乾杯の挨拶は私と夫の共通の友人であり紹介者でもあるりこさんことひらりさにお願いしました。たくさん時間をかけて考えてくれてありがとう。
- 友人スピーチ
A Dream is a Wish Your Heart Makes/シンデレラ
友人スピーチは海外ディズニー、旅、ミュージカル好きの20年来の幼馴染にお願いしたので選曲にかなり迷ったのだけど、2人の一番の思い出であるWDWとDCLを思い出す曲に。一緒にフロリダのシンデレラ城の中でディナーをしたなあ…と思い出しつつ、シンデレラのテーマにしました。(と感傷に浸ってみたけど普通に挙式後にも2人でアメリカと上海のシンデレラ城行った)
ギリギリまで迷ったのはFor Good/Wicked
「あなたと出会って変わった」というメッセージ、NYやらロスやらでWickedを観た思い出もあるのでギリギリまで迷いましたが音楽だけで私が泣きそうだったのでやめました。
ちなみに夫の友人スピーチはperfume好きの方だったので、ピアノでレーザービームを弾いてもらいました。perfume好きな方も多くて結構喜んで頂けました。
- サプライズ
Beauty and the Beast/Beauty and the Beast
使う予定の無い曲が流れた!?と思ったら、幼馴染と夫によるサプライズでした。夫には私からプロポーズをしたので婚約指輪なども特にもらってなかったんだけど、その場で夫からプロポーズ&婚約指輪をいただきました。もちろんとっくに結婚指輪は持っていたけど、光り物はいつ貰っても嬉しい!夫と幼馴染が二人で何度も宝飾店に下見に行き婚約カップルに間違われていたと聞いて笑った。そりゃ間違われるわw
- ケーキカット
Mamma Mia!/MAMMA MIA!
ガーデンに出てケーキカット→ファーストバイト。みんなが撮影のために集まってくれる場面なので、できるだけ有名でアップテンポで盛り上がる曲にしよう!と思い、マンマミーアに。
- 歓談
やっと一息ついてゲストとお話できる時間。ゲストにとっては食事のBGMなので、うるさすぎない曲に。 ピアノ演奏が主なのでまたも趣味のターン。
Ich bin Ich bin Musik/Mozart!
モーツァルト!より僕こそ音楽。高砂にいながらやっぱり生演奏はいいよね…とうっとりしていた。
Memory/CATS
私はそんなにCATSに思い入れは無いのですが(笑)遠方から来てくれていた友人の何人かが熱烈な四季猫オタだったので、お礼の気持ちで入れました。
I'ii Cover You/RENT
理想の夫婦像。エンジェルは天使。
あなたこそ我が家/スカーレット・ピンパーネル
ある日、夫と話していた時に「家ってその場所というより家族といる空間のことだし、究極はパートナーのことだよね」と言われ、「ちょうどそんな歌詞の曲がミュージカルにあるよ!!」と紹介した曲。といってもピアノ演奏なのでその場では歌詞はわからないんですけど。あと母がスカピン星組初演大好き人間なので入れておきました。
- 中座
So close/Enchanted
私は弟、夫は義母と中座したのですが、お互い実家が遠く離れているので「あんなに近くにいたのにね」という気持ちでこの選曲に。中座はしっとり系にする人、逆にポップにする人と好みが分かれるみたいですね。
- プロフィールビデオ
中座中にプロフィールビデオを流しました。
Just the way you are/glee cast
ビデオ内で使用した曲。これもgleeの結婚式エピソードなんですけど、ホモフォビアだったフィンが親の再婚によってゲイであるカートと兄弟になって、紆余曲折あった末に受け入れられるようになり、「君は君のままでいいんだ」とカートと踊りながら歌う曲です。泣きます。glee結婚式エピソード本当に良いからみんな見て…。
- 再入場
お色直し後の再入場。私達は扉ではなくガーデンから登場というプチサプライズ演出をしました。
love is an open door/frozen
カーテンも閉め切った状態から、love is an open door!の言葉に合わせてスタッフさん総出でドアを開けてくれました。曲の開始からサビまでに結構時間があるので間延びしちゃわないかな?と思ったけど、司会の方が完璧なタイミングでぴったりサビ直前に「新郎新婦の登場です!」が被るようにトークを入れてくれて、プロすげええええと感動しました。アナとハンスはカップルじゃないでしょというツッコミはなしで…。
- フォトラウンド
各テーブルの記念撮影の時間。撮影中でないほとんどのゲストにとっては歓談時間。明るいアップテンポな曲にしました。
Me and My girl/ME AND MY GIRL
You can't stop the beat/glee cast
Dancing Queen/Mamma Mia!
- 新婦からの手紙
私から母への手紙を読み上げるコーナー。結婚式を挙げるならこの場面で絶対に使いたいと思っていた曲があったので、ピアニストさんに一番にリクエストしました。
Slipping through my fingers/MAMMA MIA
娘の結婚式の朝、花嫁の髪を梳かしドレスを着付けてやりながら母親が「毎日この子が学校に通うのを見送りながら寂しい思いをしていた 手の中にいても心配だった可愛いあなたがついにここからいなくなる いつも一瞬一瞬を焼き付けたいのに あなたは成長しこの手をすり抜けてしまう」と歌う曲です。「忙しくていろんな約束を守れなかった」と後悔を滲ませる歌詞や母娘で「時よどうか止まってお願い」と歌うところで号泣します。和訳をぜひ…読んでください…。
(ここから気持ち悪い思い出語り)ママミアは四季でも10回以上観ているんですけど、初めて観たのは母とロンドンに行った時で、私は15歳くらいでした。母はこの曲で「いつか子どもたちが巣立つ時の事を想像したら泣けて仕方ない」と言っていて、当時はそんなもんかね、なんて思っていたのですが、大人になって(結婚に限らず)親とはずっと一緒にはいられないんだなあと実感するにつれてこの場面が号泣ポイントになっていき。結婚が決まってから「一緒にマンマミーア観に行こう」と誘っても「泣きすぎてうるさくなりそうだから絶対に嫌」と断られていたくらいだったので、後から「手紙であの曲を流すのはひどい」と怒られました。あと友人たちにも「曲効果の感動がずるい」と言われました。笑
私はミュージカルという生き甲斐があったからこそ一人で生きていけるようになりたいと思って勉強や仕事を頑張れたし、人生をめちゃめちゃ楽しめているし、その結果パートナーとも出会えたので、母に対しては育ててもらった恩と同じくらい、舞台や「人生を楽しむために働く」という価値観と出会わせてくれたことにも感謝していて、そういう思いを手紙では伝えました。(思い出おわり)
Slipping Through My Fingers - Meryl Streep, Amanda Seyfried
映画版のメリル・ストリープ&アマンダ・セイフライトも非常に良いです。
- 新郎挨拶
Climb every mountain/the sound of music
ゲストへの御礼と抱負的なスピーチをすると思っていたのでこの曲。「すべての山に登れ」マリアを勇気付ける修道院長のソロで、ラストでトランプ一家を送り出す際にも歌われる曲。「すべての山、すべての小道を歩いてみなさい、与えられる限りの愛を与えなさい…」という素晴らしい歌詞。私の中で何かを始める時、新しい道を選ぶ時のテーマ曲です。
- 退場
Gold von den Sternen/Mozart!
モーツァルト!より「星から降る金」、大好きなMayaさんのコンサートバージョン(ソロコンサート版でなくウィーンミュージカルコンサートのCDにしました)
「これから死ぬまで一曲しか聴けない体になるならMayaさんの星金を選ぶ」といつも言っているくらい好きです。。ちょうど門出の曲だし、夫とウィーンでMozart!を観た思い出もあるし。最後の最後でドイツ語かい、という感じだけどいいんだ私が主役の日だから!!
ということでご覧の通り好き放題やりました。楽しかった…!
好きなCDを流せるのも楽しかったし、プロのピアニストさんにいっぱいリクエストして自分とゲストのためだけに生演奏をしてもらえるのも最高でした。
ミュージカル好きの友人達を同じテーブルに集めておいたところ「これはあの人が歌っているバージョンだよね」「これは98年収録盤?」とクイズ大会が開催されていたらしく、答え合わせに来てくれたりしたのも嬉しかったです。
…完全に自己満足ですがいいんです結婚式なんか自己満足なんだから!!私がここまで好き勝手に全てのことを決められるのなんて一生のうちこの日だけなんだから!!!楽しかったです!!!
ちなみに会場装飾も好きにやらせてもらったので、エリザベートのウィーン版のパンフレットを持参して「この傾いた等身大の額縁みたいなのをガーデンに置きたいんですけど…廃れた感じにしたくて…」「ビタミンカラーとか、生命力に満ちた色の花は置かないでください」など無理難題をお願いして楽しかったので機会があればそちらもいつか書きます。