3年前から東京のど真ん中に住んでいる。ここにはお金を使う場所もお金を稼ぐ方法も無限にある。なんでもできるし何もしなくてもいい。私は選択し続けることに飽きるまでは東京にいるのだろうなと思う。
私は地方といっても大阪という都会に住んでいたし閉塞感を感じたことは特になかったけど、それでも東京に来るとものすごく自由を感じる。好きとか嫌いとかでなく、付き合う人間も職も娯楽もとにかく選択肢が無限にある。
— 桜花 (@oukakreuz) 2017年3月20日
仕事が辛い人には転職すれば、パートナーと上手くいってない人には別れたらと言えるけど、田舎に戻ってムラ社会の暮らしに苦しんでいる人に簡単に都会においでよとは言えない。それぞれ事情がある。日本においては生まれた土地のアドバンテージは学歴や貧富の差より大きいと思う。
— 桜花 (@oukakreuz) 2017年3月20日
私は今好きなことを仕事にできそうだけどそれは結婚で上京してチャンスが生まれたからであって大阪にいながら東京のベンチャー企業に転職しようとは思わなかっただろうし、劇場の無い都市に生まれていたら観劇と出会うのはもっともっと後だっただろうし 何もかも自分で掴んだものではない
— 桜花 (@oukakreuz) 2017年3月20日
大学4年生の時は地元で就職して地元で安定した職に就いた人と結婚して実家に子育てを手伝って貰いながら定年まで働きたい、休日はたまに遠征もして好きな芝居を観たいと思ってた。本当にそれが自分に与えられた人生の選択肢のうちで最善のものだと信じてた。
— 桜花 (@oukakreuz) 2017年3月20日
満たされていたから外に出たいと思ったこともなかったし、当時の価値観も別に問題無いと思う。けど、例えば結婚して子供ができて自分に海外赴任のチャンスが巡ってきても選択しなかっただろうと思う。今は周囲に妻が海外にいる遠距離家庭がたくさんいる。都会には知らなかった価値観がある。
— 桜花 (@oukakreuz) 2017年3月20日
(友人たちの制作した同人誌「悪友」東京編を読んで過去の自分のツイートを思い出し貼り付けてそのままになっていたやつを供養)
大阪に住む前はずっと海外暮らしだったり、親の実家が東京にあって頻繁に来ていたりで「東京」というものに憧れを抱いたことが無かったのだけど、むしろここに住み始めてからの方が特別な気持ちが生まれているな、と思う。
なんとなく出てきた人間ですらエモい気持ちになるのだから、上京したくてしたくてたまらなかった人、現在進行形で東京に憧れている人はもう語るべきことがたくさんあるのだろうな。
「悪友東京」、本編はもちろん、いろんな方の感想ブログを読むのも楽しい同人誌でした。