最近読んだものの備忘録。移動時間が長かったので電子書籍で漫画を一気読みしてた。
・小説
ののはな通信
- 作者: 三浦しをん
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/05/26
- メディア: 単行本
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図書館で半年くらい予約待ちした。前半は「これは良い百合…」と思っていたのが思いもよらない方向に話が進み、全体として「愛とは」という大きなテーマの話になっていた。前半がカトリックの女子校を舞台にしていることもあり、後半になるにつれて宗教的というか、神の愛、無償の愛について考えさせる表現が多い。三浦しをんの恋愛小説はいくつも読んでいるけど、「愛」を描くとこうなるのだなあ。私には到底たどり着けない境地だけど、はなのような決断をする人たちがいることが世界にとっては救いなのだろうな。
神さまを待っている
お友達の書評家・三宅香帆ちゃんの書評を見て借りた。著者の経験を元に…というところが重い。ご都合主義ではあるものの少しは救いのあるラストにほっとする。未成年は家出しても条例で深夜はネカフェやファミレスに行くことができず、結果売春するしかない…というのはなんだか本末転倒な気がするね。。
ラブソングに飽きたら
- 作者: 加藤千恵,椰月美智子,山内マリコ,あさのあつこ,ＬｉＬｙ,青山七恵,吉川トリコ,川上未映子
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2015/02/10
- メディア: 文庫
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こちらも図書館本。好きな書き手の方が何人か入っていたので気になって読んでみたけど、うーん。個人的には面白さにかなりばらつきがあるのと、このアンソロジーのテーマがよくわからなかった…このタイトルなのにラブソングはほぼ出てこない。
・漫画
ゴールデンカムイ
面白い面白いと聞いて気になっていたんだけど、やっと機会があって最新刊まで17冊一気読みしました。お、面白い…！本当に面白いな。こういう「目的のために仲間と旅する」系の漫画って実はちょっと苦手なんですが（大抵すごく長いのと、読んでるうちに今どこのポイントにいるのか、目標までの達成率がわからなくなってくる…）定期的に北海道の地図で説明してくれるのでありがたい（笑）大勢いるキャラがみんな個性的でシリアスとギャグの割合もちょうどいいし、とにかくすごく面白かったーー。夫が道民なこともありアイヌに興味があったので、いろいろな文化や伝承について学べる感じなのも楽しい。謎がたくさんあるので今後の展開も楽しみだなあ。推しキャラは尾形と谷垣です。アシリパさんは言わずもがな。
付き合ってあげてもいいかな
付き合ってあげてもいいかな (1) (裏少年サンデーコミックス)
- 作者: たみふる
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2019/01/11
- メディア: コミック
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web連載で楽しみに読んでいる百合漫画。紙媒体でまとめて読むとさらによき。かわいいかわいい。あとがき読んで実感したけど、私も恋愛ものは「付き合うまで」より「付き合ってから」の話の方が面白いと思うようになってきたな…。
来世は他人がいい
この厨二感、やっぱり好きだ…学生時代に読んでたら絶対に霧島にハマっていると思う。このタイミングで出てきた新キャラ椿ちゃんがめっちゃ良い。というか椿と由乃、椿と霧島の関係がめちゃくちゃ好き。一人の女を巡っての男女というのが好きなんだよね。pixiv時代から愛読しているので、このエピソード好きだけどまだ出てこないな、どう料理されるのかな…というのもあって妄想するのも楽しみ。
1122
- 作者: 渡辺ペコ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2019/05/23
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地獄の新刊。うーーーん。美月が少し良い方向に進んでいる、のか…？とても"ありそう"で納得できる展開ではあるものの、結局事態を動かすのは「妊娠」なのか…とちょっと微妙な気持ちがある。いや、本当によくあることだと思うんですが。子どもは育っていくし、良くも悪くも大人はそこに対応して変わっていく。子はかすがい。ではDINKSはどうしたらいいのかね？おとやの怒りがあまりにも勝手で、面と向かってカミングアウトすることも隠し通すこともできないいちこちゃんも中途半端で、幼い夫婦だな…。（そもそも公認不倫の始まり方もだけど）でも夫婦関係は当人たちにしかわからないものだから…うう、胃が痛い。
最近の本もぐもぐ
