本もぐもぐ2018/11

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11月に読んだものなど。仕事がじわりじわりと繁忙期になっていて、あまり本を読めなかった…隙間時間にスマホで読みやすいので、久々にweb漫画などをいろいろ読んでました。

・小説 

BUTTER

BUTTER

 

図書館で予約して1年越しに順番が巡ってきた…。実は待っている間に軽く読んでしまっていたんだけど、せっかくなので借りて再読。正直いうと私はこれまでの柚木麻子作品の中で一番好きじゃないな。ひとつひとつの台詞だったり、女性の抑圧などの意見は面白いと思うけど、実在の事件をベースにしているからか話がとっちらかっている印象…親友のエピソードとか、さすがにぶっ飛びすぎだし。ただ木嶋佳苗が獄中でこの小説を読んでめちゃくちゃ非難しているらしいので、わりとリアルなのかもしれない。柚木さんの作品はいつもそうだけど、食べ物の描写が魅力的でお腹が空く。エシレ食べたくなった…。 

あまからカルテット (文春文庫)

あまからカルテット (文春文庫)

 

中和しようと思って一緒に借りた。面白くないわけではないんだけど、柚木さんの描く「アラサー女性」や「女友達」ってワンパターンだなあ…と10冊くらいしか読んでないけど思ってしまった。ちょっと続けて読みすぎたかなーという気もするので、距離を置こう。

・漫画 

大奥 16 (ヤングアニマルコミックス)

大奥 16 (ヤングアニマルコミックス)

 

全然違う話なのだけど、同時期の連載物としてよしながふみの「昨日なに食べた?」も「大奥」も、最近は新刊を読む度に「ここまできたんだなあ…」という気分になる。大奥は特にいよいよ幕末の話になってきて、終わりの始まりという感じ。和宮と家茂のエピソードは普通の大奥の中でも好きな部分なので、よしなが大奥がどのようなアレンジをするのかと思っていたら。どんな形で大奥の終わり、そして開国まで持っていくのか楽しみ。 

1122(4) (モーニングコミックス)

1122(4) (モーニングコミックス)

 

新刊を楽しみにしている漫画のひとつ。いい夫婦の日に発売ってどんな皮肉だよ。
今回も非常に面白かった。美月とおとやは、不倫に賭けているものが全然違う。起こるべくして起きた悲劇。このへんの男女の重さの違いもリアルだなあと思う。私は作者と作品は別物と捉えていて、作者のスキャンダルを理由に作品を嫌いになったり、逆に好きな作品を書いているからといって作者の人間性まで好きになるということもない。のだけど、渡辺ペコさんが某インタビューでご自身が公認不倫をしている、という話を見て以来、1122から自分の何かを反省したりはすまい、と決めている。これは昼ドラ的なエンタメとして純粋に楽しむための面白い漫画であって、ここから何かを学ぶ漫画ではないと思っている。 

マダム・プティ 1 (花とゆめコミックス)

マダム・プティ 1 (花とゆめコミックス)

 

無料キャンペーンをやっていたので1・2巻だけ読んだ。以前マシュマロでもおすすめ頂いたので気になってたんです。すごく好みの世界観とキャラクター設定なので、機会を見つけて続刊も読もうと思う。高尾先生の描く、育ちの良いお姫様が好き…。 

深夜のダメ恋図鑑 (フラワーコミックスアルファ)

深夜のダメ恋図鑑 (フラワーコミックスアルファ)

 

「スカッとジャパン」みたいなの全般に対して思ってるんだけど、この「正論で言い負かしてやったぜドヤァ」系の話って、赤の他人から聞くとすごく痛々しい感じがしてしまうのは何故なんだろう…。

・LINE漫画

LINE漫画でいろいろ読みました。一気読みして面白かったのは、「私は整形美人」「私が君を好きな理由」「女神降臨」など、美醜をテーマにした韓国発信の漫画たち。スマホのオールカラー・縦読み漫画って未だに慣れないんだけど、韓国の漫画はとっくにそこに順応していてすごいなあと思う。あと整形やメイクに対する韓国人の感覚というのが身近に感じられて面白い。おすすめです。

 

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