どうも、好きな演目やキャストの公演が発表されると世界中ほいほい飛んでいく観劇おたくです。先日こんな質問を頂きました。
海外旅行時の注意点というと、スリ(経験談)やぼったくり(経験談)、現地で怪我や病気をした場合の対応(これはまだ経験ない、よかった…)などが浮かびますが、そういえば「観劇遠征だからこそ気をつけるべきこと」って何だろう。過去の遠征を思い返しつつ、改めて考えてみました。
①チケット引き換え方法に注意すべし。
慣れない海外の予約サイトで無事チケットを確保し、バウチャーを印刷して一安心。大抵はそれで問題ないのですが、海外のチケット引き換え方法は様々です。バウチャーそのものを劇場入り口で出すだけでOKな所もあれば、バウチャーはあくまで予約表であり、チケットカウンターで本物のチケットと引き換えが必要な所もあります。(体感的にはこちらのタイプが多いような)また劇場によってはその際に決済したクレカや、身分証明としてパスポートが必要なことも。現地で慌てることがないように、チケットを予約したら「実際にどこで発券するのか」は確認しておきましょう。
私が過去一番焦ったのは台湾の音楽ライブチケットで、発券が現地のファミマのみ。日本でも難しいコンビニのチケット発券サービスを使いこなせる自信がなく、現地の友人に遠隔ガイドをお願いしました…。
②交通事情と食事時間に注意すべし。
せっかく海外まで飛ぶのだからなるべく多くの公演を観たいと思ってしまうのが遠征民の性。マチソワ(昼夜2公演)連続で観る方も多いでしょう。私も韓国1泊3日で4公演観劇、NY5泊6日で8公演観劇など、強化合宿かな???というスケジュールになることもしばしば。で、注意すべきは観劇の合間の時間です。
観劇遠征のメインの行き先はニューヨーク、ロンドン、韓国、ウィーンあたり。劇場は一つの大都市の中に密集しているため、劇場間の移動は小1時間もあれば余裕だろうと思いがちなのですが。
意外と捕まらないタクシー。(特にNY!!全然停まってもらえない)
突然ストを起こす地下鉄。(特にロンドン!!代替の乗り換え方法など書いてはくれない)
もちろんそれ以外にも渋滞や乗り間違えなどリスクはあります。劇場間の移動方法は調べておいた方が安心です。ウーバーなど現地の配車アプリを入れておくのもおすすめ。
またマチソワ観劇の場合、見落としがちなのが食事。こちらもどのタイミングでどのエリアで食べるか、予定に組み込んでおく方が無難。さすがに観劇の合間にコース料理を食べる人はいないと思いますが、ハンバーガー屋でサクッと30分で食べるつもりが注文してから20分経っても料理が出てこず焦る…なんてことはあり得ます。ちなみにロンドンのWEは観劇前の人がすぐに食べられるクイックメニューが用意されているレストランなどもあります。あと韓国はオーダーから料理提供までがめっちゃ早いので、観劇前に入った店でチーズタッカルビを注文してから目の前の鍋でお兄さんに作ってもらい完食し会計するまで40分で済んだことがあり衝撃でした。
③荷物に注意すべし。
遠征とはいえ海外旅行。観劇前にお買い物を楽しんだりもしますよね。クロークやロッカーがない劇場、また前の座席との間隔が日本以上に狭い劇場もたくさんあります。大きな買い物をした場合は、一度ホテルに置きに帰った方が良いでしょう。
また最近要注意なのが入り口の荷物チェック。テロ対策で欧米の大きな建物(劇場や美術館など)では必須になってきています。私はロサンゼルスで観劇した際、入り口の荷物チェックで一眼レフが引っかかり、「これは劇場には持ち込めない。でもこの劇場には預ける場所はない。」と言われ途方に暮れました。結局、一緒に観劇に来ていた知人の車に保管することにし、駐車場までダッシュして事なきを得たのですが、ホテルに戻るとか、ロッカーを探そうとしていたら絶対開演に間に合わなかった。。不要なものはホテルに置いておくのが無難ですね。
ただ、物販やパンフの購入で袋がもらえないこともあるのでハンドバッグ1つよりエコバッグなりA4サイズが入る袋は持参しておいた方が良いかも。
④終電とホテルの立地に注意すべし。
ソワレは遅くても18時半には開始する日本に対し、海外では20時以降に開始する舞台も多々あります。(なので仕事後に観劇できる、羨ましい!)
終了は当然23時過ぎ。日本の感覚で終演後にスタバに入って反芻しながら感想ツイートしよう〜とか、せっかくだから役者さんの出待ちをしよう〜などと考えているとあっという間に終電を逃します。タクシーを利用するにせよ、劇場から帰りやすい立地のホテルを予約しておくことをおすすめします。私は安全さえ確保されていればどんな安宿でも相部屋のゲストハウスでも利用するんですが、遠征時は「劇場から30分以内に帰れる」立地を重視して探しています。
⑤他
よく聞かれる劇場のドレスコードについては、意識したことがありません。特に欧米はタンクトップにビーチサンダルみたいな人も多いし、日本で観劇に行く時のような格好で全く問題ないと思います。(あくまでストレートプレイやミュージカルは。オペラやバレエ、クラシックコンサートになると変わってくるかと思います!)劇場が異常に寒いことはあるので、夏場は上着が必要です。
劇場があるような都会は忘れ物をしても現地で買えるし(チケット以外は!)、軽度のハプニングは旅の醍醐味です。海外だからとそこまで気負わず、皆さん楽しい遠征ライフを〜〜!!
お返事は基本的にツイッターにて:桜花にマシュマロを投げる | マシュマロ