青春と情熱とゾンビ カメラを止めるな!

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カメ止め!見てきた。あちこちで「事前情報を全く入れずに見た方が良い」と言われていて、実際その通りだと思うし、私もネタバレを一切踏まずに見られてよかった!と思っている。ので、映画レビューサイトで流行中の「いかにネタバレせずに感想を書くか」大喜利に参加してみようと思った次第。タイトルは有名なゾンビ映画「高慢と偏見とゾンビ」をパロりました。

実はゾンビ物がめっっっっちゃくちゃ苦手なので、友人から「大丈夫、最後まで見たら怖くない」「後味は悪くない」というアドバイス(?)を貰っていたのはとても助かった。ホラー、ゾンビ系が苦手で躊躇している方がいらしたら、「夢に出るタイプのゾンビではないから、勇気出して行ってみよう!」とお伝えしたいです。私は人生で初めて3分以上ゾンビの映像を直視できたよ。怖くないよ。いや、怖いけど怖くないよ!

ワンカット映画ってものすごく久しぶりに見たので最初はちょっと酔いそうになったし実際怖かったしなんだこれって思ったけど、なんだこれって思った違和感が後半に全て綺麗に消えていくのはスッキリした。伏線がきっちり回収される物語が好きです。そしてとにかく面白くて頭空っぽにして笑えた。

ゾンビ映画だけどコメディであり、ゾンビ映画だけどハートフルであり、ゾンビ映画だけど熱い青春物。なぜか高校演劇の世界を思い出した。みんなで一つの物を作り上げるって、いいなあ。映画っていいなあ!と思える爽やかな後味の映画でした。ゾンビだけど。
そして聞くまでもなく低予算だとわかる、すごーくシンプルな作りの映画がここまで大ヒットして世間を賑わせていることに、いろんな希望があるなあと思った。正直、「これは映画史に残る作品」とかはさすがに言い過ぎじゃないのと思うけど、この作品がこれだけ評価されているのはすごく素敵なことだし、日本映画興行史的にはきっと記念になる作品だろうな。友達から「ゾンビ怖いから、劇場でなくテレビ放送時で見てもいいかな…」と相談されたけど、私はテレビだったらゾンビが怖くて早送りして大事な伏線を見落としそうなので、映画館で見られて良かったです。映画館にいる人がみんなしてげらげら声をあげて笑っているのもなかなか珍しく楽しい経験でした。満員の今のタイミングで見られてよかった。やっぱ一切のネタバレを避けるとろくな感想が書けないな。