8月のある1週間の日記。後半は関西に帰省していた週。
恋バナしたい土曜日
女3人+猫1匹で暮らす一軒家に遊びに行った。もうこの一文で夢の暮らしすぎませんか。じっさい夢の家だった。
定期開催している「ケーキ屋さんでここからここまでください!をする会」だったので6人でケーキ10個食べました。ぺろりです。友人が作ってくれたえんどう豆とプチトマト炒めたやつが美味しすぎてレシピを聞いた。
みんなでわいわい喋りながらセクゾのライブDVDを見たり地面師たちを見たり猫を吸ったり。うう、夢の暮らしすぎる…。ほんとうに猫が好きなので頻繁に猫と暮らしたい気持ちが高まるが、私はどうしても旅をやめられないので諦めている。
夕方頃にお暇してピラティスへ。会の終わり頃に恋愛話になったのに語りきれずにお開きとなってしまったためフラストレーションが溜まっており、インストで恋バナを募集したところたくさん集まってキャッキャしながら回答した。(アーカイブに残っております)自立した30代以上の女性にとって恋愛ってもはや娯楽、人生のオプションなので、話す方も聞く方も良い意味で軽く扱えるようになってきたなと思う。むしろ若い頃の方が人生かかっている感があった。誰かがダメな男にハマっていたら周りも本気で止めたし。今はなんか、そういうのも含めて楽しんでいるのねえ、良いわねえと聞ける。複雑な恋愛をしている人は表で話していないだけかもしれないが。
夏の苦行だ日曜日
おしゃれな女子会から一転、本日はママ業です。朝から自治体のプール施設の整理券に並び、無事にゲットして保育園のお友達たちと水遊び1時間半。その後、施設の食堂で昼ごはん。ここでお別れかなと思いきやそんなはずはなく、公園に行きたいと騒ぐ子どもたち。外は37°超え。無理無理死ぬて。なんとか児童館の工作室に移動してみんなで平和に工作すること1時間。じゃぶじゃぶ池のある公園に移動して池で遊ぶこと2時間。な、なんでキッズはこんなに元気なんだ…。
5,6人のお友達+上の兄弟+赤ちゃんを大人5人くらいで見守っていたのだが、やはりワンオペで水遊びに連れてくるよりかなり楽ではある。交代で冷たい飲み物やアイスを買ってきて配ったり、ママ同士であれこれ喋れるし。美容医療の話になり、どの施術が良かった、やってみたいなどあれこれ話してから「…まあ、こんな炎天下に立って日焼け止めも流れてたら全部意味ないですけどね…!」「ですよねー…!」となったのが面白かった。どれだけ紫外線対策しても2時間公園で立ってたらおしまいだよ!本当にうちらよくやってるよ!
フラフラで帰宅したら夫がハーゲンダッツを用意してくれていた。サンキュー。ピザをとり、ちょっと良いコーラで乾杯。
ととのえる月曜日
在宅で仕事して、昼休みにピラティスに。月曜は週末に乱した部屋や身体を整える日になっている。食事も気づけばサラダのみということが多い。
娘をお迎えに行って薬局、スーパーに寄って夕飯を作り食べさせる。寝る前に誘われて塗り絵をしたら思わぬヒーリング効果があり楽しかった。お絵描きするとなると創造力が必要だが、決まった線の中を塗るのって無心になれていい。数年前に大人向けの塗り絵が流行ったのわかるなあ。
火鍋に行く火曜日
出社して仕事をしたのち、25年来の幼馴染と築地の火鍋屋に。幼馴染は火鍋を人生で初めて食べるらしく、火鍋大好きな私はそんなことある!?と驚いたけど、火鍋に行くような場面(デートやたくさん食べたい気分の女子会)では焼肉か天麩羅に行くらしい。初めて火鍋を食べるわりに玄人チョイスだなと思ったら、どうやら佐久間宣行のラジオで紹介していたお店だそう。
前菜がひとつひとつ手が込んでいてとっても美味しかった。
豚肉が人生最高レベルに甘い…!そして火鍋ってきのこ食べに行ってるようなところあるので、盛り盛りだと嬉しくなってしまう。
幼馴染はジュエリーに関係する仕事をしていたのでいつも耳首両手全てにキラキラがついており、見た目の景気が良く会うと私ももっとキラキラしたくなってしまう。おすすめの卸ショップなどを教えてもらってほくほく。
彼女はSNSを全くしない人なので、インターネットの友人と話すときに前提となる背景、流行、私の普段の生活などは一切知らない。12年同じ学校に通っていたわりに共通の友人もあまりおらず、思い出話もしない。コンテンツの話もしない。それでも仕事や育児について話していると誰よりも話がぱっと通じる、曲解せずわかってもらえてる、と感じる稀有な存在。人生のほとんどを一緒に過ごしてる、ってこういうことだな。
水害の水曜日
在宅で仕事をし、娘を保育園に迎えに行き、お稽古の教室に送り届けた瞬間にポツッと雨が降り出した。あ、やばい、と思いダッシュで自宅に帰るなり豪雨に。最近、夕方や深夜に集中的な雷雨となることが多くて、台風以上に性質が悪い。
お稽古の終わり時間までに止んだらいいなと思っていたらどんどん激しくなり、ニュースでも都心の冠水が報じられる事態に。外に出るなと区の放送も鳴り響いている。それでも娘を迎えに行かないわけにはいかないので、レインブーツを履きレインコートを着て外に出たが、私のレインブーツは1分で浸水した。ええええ。泣きそう。
文字通り流されそうになりながらお稽古の教室に到着して娘を回収。どう見ても自宅まで帰れそうにないので近所のカフェに駆け込み雨宿りする。全身ずぶ濡れでお店にも申し訳ないが、周りはそんな客だらけ、おまけに隣の店は停電までしていた。ええええ。なんだこの気候。地球はどうなってしまうんだ。「いっぱい濡れさせちゃってごめんねえ」と娘に言ったら「なんでごめんねなの?雨のせいだよー」と返されて優しさに感動。(親バカ)
えっちらおっちら帰り、風呂に直行、靴まで含めてざぶざぶ洗濯する。疲れ果てているが明日から帰省なのでスーツケースを引っ張り出してくる。娘はパッキングが大好きで服をコーディネートしたり小分けのポーチに入れたり活躍してくれた。
神戸にゆく木曜日
娘と飛行機で大阪に飛び、そのまま神戸に。この夏は私が帰省する予定はなかったのだが、7月に夫の実家に帰省し、その後引っ越しでばたばたしたりしていたら
なんだか無性に自分も関西に帰りたくなってしまい、勢いで航空券を取ったのだ。夫は仕事の都合がつかず私と娘だけで帰るにあたり、せっかくなら神戸で遊びたいなと実母を誘って1泊ホテルを予約した。
晴天!つーか、あっつう。
ホテルは前回泊まったのと同じ、オークラに。
娘はここのプレイルームを大変気に入っており、チェックインして速攻で遊びに行った。私は店が閉まる前に近隣の乙仲通りを散歩に行く。
大学〜新卒時代は神戸でよく遊んでいたので、このあたりは思い出がいっぱい。昔からある名物的なお店もあれば初めて見るお店もあるんだけど、雑居ビルの中にわちゃわちゃお店が集まっている雰囲気は変わらなくて、歩いているだけでエモ…。
練り歩いたのち、モンプリュで生ケーキを調達してホテルの冷蔵庫にin。神戸に来たらケーキは食べないとね。自宅用のクッキー缶も買った。
改装が終わったポートタワーを見るのはおそらくコロナ前以来。こんなに赤かったっけ。神戸の夜景は見ているとエモスイッチが爆裂してしまう。思い出したくないあれやこれが…。
夕飯を食べるところを探してふらふらとモザイク側に行くも、飲食店のラストオーダーが早くてなかなかやってる店がない。え、うそ、まだ20時前だよ!?こんなにファミリー向けのエリアだったっけ。大人がデートする街のイメージがあったので意外だったけど、よく考えると記憶の改竄かもしれない。子連れで元町側に戻る元気もなくumieのフードコートでさくっと食べる。メリケンパークで爆音でJPOPを流しながら水と光を使うショーをやっていて、ご機嫌な雰囲気がかなりよかった。海の街!って感じ。
海を見ながら働く金曜日
昨日は移動で有休を取っていたが、今日はフレックスで短時間の稼働日としている。娘は念願のアンパンマンミュージアムに実母が連れて行ってくれたので、私はこの大好きな街で1日好きなように働ける!最高!
ということでこちらが今日の労働環境である。ホテルのロビーラウンジと、メリケンパークの海が見えるスタバテラス席。はあ最高。ずっとこんな場所で仕事したい。
ランチは海岸通りで気になったお店、カフェアンセムで食べた。平日の昼間なのに並んでいて人気ぶりが窺える。キッシュもスープもりんごの入ったサラダも美味しかった!エレベーターのない雑居ビルの4階にあるカフェ、神戸ではあるあるな立地だがもはや子連れでなくても階段がきついお年頃なので旅先ならではという感じ。
大丸のあたりをふらふらしていたら、TOOTH TOOTHの新店舗を見つけた。旧居留区のリノベ店、大好き。外装も内装もとってもツボでした。かわいいよー。お土産に焼き菓子や紅茶を買い込む。
そして旅先で財布の紐が緩んでしまうあるある。本当に買い物する予定はなかったのに、ふらっと入って店員さんと話していたら気付いたら試着して、気付いたら買っていた…。
プリプリのワンピースも試着したのだが、横にどう見ても転売ヤーと思しき男性がぴったり張り付いてきて店員さんに「この服が買いたい」と話しかけてきた。店員さんも「在庫はこれしかありません」「こちらのお客様が検討中ですので」と防御していたが「じゃああの客が買わなかったものを買う」と言って引かず、本当に私の会計が終わるまで待っていて、私が試着して買わなかったものを全て現金で買って行った…。別に私は悪くないんだけど、私が奥から出してきてもらわなかったらこの人に買われることもなかっただろうに…と思うと申し訳ない気持ちに。。店頭に出していないのには理由があるのだな…。とにかく接客してくれた店員さんはすごーく良い人で提案のセンスがよくて、自分ではノーチェックなものを買えたのでうれしい。
娘はアンパンマンミュージアムから一度でて休憩してからまた再入場までする満喫ぶりで、私が時間を潰して帰ってもまだ遊ぶ!と言っているくらいだった。お互い楽しめてなにより。
夕方に大阪の祖母の家に移動して夕飯。京阪神って近いんだけど子連れで電車移動すると地味に疲れてへろへろ。祖母が私に「この家に来てくれるのは初めてよね、いい家でしょう」と言うのでちょっと泣きそうになってしまった。祖母がこの家に引っ越してもう5年は経つ。私はもちろん娘も何度も連れてきている。祖母の認知症が進んでいるのを聞いてはいたけど、テレビ電話ではあまり実感できていなかった。大好きな祖母がいろいろなことを忘れていくのは歯がゆいけれど、それより毎日祖母の相手をして、近しいゆえにきつい言葉で当たられていたりする母のことを考えると胸が痛む。忘れていく親の世話をすることも、年老いて忘れていくことも、いつかは自分の身に起きることで、考えると気分が重い。でも今は、一緒に過ごせる時間をできるだけ楽しくしたい。今回の帰省の目的は祖母の顔を見ることなので、あとはゆっくり過ごす予定。
1週間の日記たち