文字通り忙殺されていた11月。年に一度の大仕事があり久々に寝かしつけ後に夜中の3時まで仕事したりする期間で身も心も疲れ果てていた。あまりエンタメ摂取もしていないのだけど、年末には書きたいもの多いので11月は11月で出しておく!読んだ本や見たものたちの感想メモです。
ドラマ
愛の不時着
はい。早速「お前忙しかったんじゃないのか」とツッコミが飛んできそうですね。完走してしまいました。なんならラスト3話は5回以上は見た。自分でもどうやって時間を捻出していたのか謎。
10月に「涙の女王」にハマり、同じ脚本家の「星から来たあなた」も見て、これは「愛の不時着」もそのうち見直さないとね…と思ってはいたんですけど、忙しいしまだ先の話だと考えていたんですよ。それがひょんなことから雪組の「愛の不時着」を観劇する予定ができて、じゃあそれまでに見直しておこう…前に見たの4年前とかだし、結構お話忘れちゃってるしな…と見始めたら止まらなくなった。面白すぎた。いや正直ハマりまくっていた「涙の女王」が霞んでしまうくらい、やっぱ「愛の不時着」って最高傑作だよ!!全方位に隙がなく面白いよ〜!!1話から最終話までずっと面白い。そしてどんどん泣かせてくる。ラスト2話ずっと泣いてた。
不時着は「なんでそんなことに必死になっているんだっけ」と冷静になってしまう瞬間がないというか、緩急のつけ方が見事なんだよな。ハラハラドキドキ要素も国と国の関係、北朝鮮の特殊性があるのでファンタジーのように没入できるよね。あとパク・ジウン作品あるあるの「2人の縁は自覚するずっと前から繋がっていました」演出も、涙の女王はちょっとやりすぎかな感があったのだけど(海で命を救ったのもMP3プレーヤー拾ったのもヒョヌ…ってちょっと重ねすぎでは?という)愛の不時着はスイスでの短期間の遭遇に凝縮されているのもちょうどいい。キャラクターもめちゃくちゃ魅力的ですよね、リ・ジョンヒョクとユン・セリ嫌いな人間おる?私もジョンヒョクに守られたいしユン・セリを守ってあげたい。ううう。 リアタイ当時からク・スンジュン&ダンのカップリングがものすごく性癖に刺さっていたのだけど今回も爆泣きしながらク・スンジュンお前って奴は〜!と深夜に唸っていたよ。ダンのママも大好きだよ!ていうか悪役以外みんな好きだよ!国家情報院の人まで好きだよ!
あとですね涙の女王でペクホン夫婦の亡霊になっている私からするとビンジン夫婦はリアルで結婚されている…と思いながら見直す(リアルタイムで見ていた時はまだ交際否定していたのでね…)味わい深さといったら…こんなオタクの夢みたいなことがあって良いのだろうか?!ありがとうございますありがとうございます。改めてヒョンビンとイェジン様の美しさを拝み、結婚式の画像を見て倒れ、それをオマージュした涙の女王の結婚式シーンを見返すのループでした。
これで3作品通しで見て、共通して出演している俳優さんやオマージュネタを拾えたのも楽しかったです。完全におたくしてしまった。しかし燃え殻すぎて今後何を見たらいいのだろうか…。(無理して見なくていいんだよ)
しばらくパク・ジウン作品にどっぷりで他のドラマ全く見られなくなっていた秋でした。。このコンディションで12月は雪組観に行ける&渡韓予定があるので楽しみ!!
小説
女の国会
図書館あるある、忙しい時に予約順が回ってきて焦って読むことになるやつ…。でも発売時から話題で気になっていたので読めてよかった。国会議員、秘書、政治部記者、地方議員と政治に関わるいろんな立場の女性の連帯が描かれていてよかった。細部がリアルですごく取材されて書かれたんだろうなあ(各キャラもみんな実際にいそうな感じがした)と感じたけど、ちょっとオチが突拍子もない感じもしたな。いや、実際に彼が総理大臣になれるような未来がきたら胸熱だけど。
漫画
推しの子
毎週リアタイで読んでいた推しの子、とうとう最終話!…いや〜〜。推しの子って定期的に「えっこんな話なんだ!?」と思っていたものですが(神様が出てきたところとか…いや冷静になると最初から転生モノってファンタジーなんだけどしばらくリアルな芸能界モノとして読んでしまっていたため)、ラスト数話は「いやマジでこんな話になるの!?いいの!?」と思いながら読みました。ひとつだけ言わせてくれ…アクア死ななくて良くない!?!?!風呂敷広げすぎてどうにもならなかったならともかく、アクア死なずに丸く収める方法がいくらでもあったよね!?神様なんで出てきたんだ!?そして最後の重曹ちゃんの扱い酷すぎない!?私はそこまで深い思い入れはないけど、アニメをきっかけに夢中になった世の小学生たちの心の傷にならないか心配だよ〜。
山田くんとLv999の恋をする
しばらく連載がストップしていたのでアプリで繰り返し読んでいた部分が単行本になってうれしい。描き下ろしがなかったのが(9巻の描き下ろしがめちゃよかったので…)寂しい。送迎のために新幹線で来てくれる山田くんのくだり大好きすぎる。
雑誌
momo
最新の図鑑特集がすごく面白くて興味を持った雑誌momoのバックナンバーも借りてみたのですが、このボードゲーム特集号がとってもよかった!いろんな年齢の子どもにおすすめなゲームが紹介されている。家族でやってみたいゲームができたし、場所を取らず気軽にできそうなカードゲームはホムパ用に買ってみようかな〜という気持ちに。この雑誌、そんなに季節性がなく時間が経っても情報が古くならなさそうなので買おうかな。
展示
ルイーズ・ブルジョワ展 地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ
六本木ヒルズのママンでお馴染みのルイーズ・ブルジョワ。娘と行ってきた!
前知識なしに行ったけど作品数も多いし見応えある展示だった。解説を読むと家族への屈折したネガティブな気持ちを作品の原動力にしている人で、芸術家ってこういう原感情を年老いてもずーっと燻らせ続けて作品に昇華してるんだねえ…としみじみとしてしまった。自分は子どもができてから親へのもやもやした気持ちは割とどこかにいってしまったので、、ということであまり共感はできなかったが、そこまで難解すぎずキャッチーで面白かった。部屋によってはおどろおどろしくて早足で通り過ぎたが。
一緒に見て回った娘がひとつひとつの作品の前で「これは、プリンセスを閉じ込めてる檻。クモさんが守ってる。」「これは、虹と月。」と独自の解釈を披露してくれるのがとても楽しくて、美術展の新しい楽しみ方を見つけた感じ。私の実家はなんでもクラシック派、美術展といえば西洋絵画の思い出ばかりで、現代アートって未だに見方がよくわかってないな〜と思いながら見ているのだけど、正解が曖昧だからこそ解釈の余地があるというか、幼児と「あれはなんだろうね、こういうことかもね」と話しながら見られるのが楽しいなーと感じました。作品が巨大・立体で見やすいというのもいいよね。
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