月城かなとさんの大劇場お披露目公演を観劇したら新生月組にハマりました（あらすじ）
びっくりするくらいすこーーーんと落ちてしまったのでいつもより全然冷静ではない感想です。
今回お芝居もショーも、THIS IS私の求めていたお披露目よ！！！て感じで最高に良かった、単体でも良かったしバランスが超良かった！！！ありがとう！！！そして新生月組さんが隅々まで魅力的で完全に組で応援したくなってしまった！！する！！！
今夜、ロマンス劇場で
演目が発表された昨年に予習として映画版は鑑賞済。絶対に宝塚に合うでしょ〜と思っていたらやっぱりとーーっても良かった！！小柳先生ありがとう！！映像の使い方もちょうどいいし、映画の世界のキャラクターたちが現実世界にやってくるオリジナル展開もとても良い。組子たちの出番がほどよく増えていて良い宝塚ナイズでした。
特にモノクロ↔︎カラーの表現が素敵で、冒頭の舞踏会はじめ映画側の登場人物たちの衣装が濃淡で表現されたモノクロカラーでとても好みだった！ドレスもみんな可愛いし大蛇丸や三獣士たちの衣装も可愛い。ラストのモノクロ映画→カラーに変わるところは映画版でも一番好きなシーンなのだけど、実写への変わり方が良かったな〜〜ドレスが月組カラーのイエローなのも最高よ。
キャラクターが全員とても素敵で生徒に合っていてその魅力がびしばし伝わるように設計されていて、良かったな…。
まずなによりも鳳月杏さんのハンサムガイ俊藤ね。ハンサムすぎる。映画見た後に「いや北村一輝以外に俊藤を演じられる人いるか？」と思っていたけど、いましたね。ハンサムすぎて長すぎる脚を組み換えるだけで笑いが起きてしまうお方が…。ちなつさんあんな演技達者でコメディできて歌上手くてダンスできて脚長くてハンサムで、どうなっているの？？好き！！！ハンサムシリーズ全編やってくれ！！俊藤が「未来しか見ちゃいけないよ」って言ったから観劇日から当社比1.8倍くらい仕事頑張れてる。ありがとう。
そして二番手があんなに濃くて上手いのに全く食われていない月城かなと！！！さすがよ！！！れいこさん下級生時代から顔がめちゃくちゃ好きで今回も正直ビジュアルを求めて久しぶりに月組行こうかな〜と思って行ったんですけど、え、歌も演技もめっちゃ良いじゃないですか。立ってるだけで王子顔なのに貧乏で夢追ってて敬語で一人称・僕のしもべキャラをさせるなんてずるい。かわいい。かわいい。
海乃美月さんの美雪がまた良くって見た目すごくかわいいのに勝ち気なお姫様がぴったりで！！健司を振り回しているのがしっくりくるよーかわいいよー。れいうみコンビ、ポスターではいつも双子みたいに顔が似ている…と思っているんですが動いていてもやはりシンクロ率が高い気がする。
暁千星さんの大蛇丸もねっとりしてるけど悪役ではない絶妙な立ち位置とコメディ感が良かったし、風間柚乃さんの山中も演技が上手い！演じ方によっては特徴のないただの友達役になりそうなところ、爽やかで一本気のある好青年で良かったーーあーーお二人ともいつの間にこんなに良い役者さんに…（特におだちんは音楽学校入学の時の印象が強くてもう番手ついてる学年なの！？とびっくりしたよ浦島太郎）
三獣士もかわいいし（鳩三郎がツボだーー）大蛇丸の従者たちもかわいいしじいやもばあやも可愛いし、映画の中の登場人物はみんな可愛かった。映画版だとさらっと流されていく映画のトンデモ設定がしっかり笑いに昇華されてて良かったな。ていうか全編通してコメディ部分が全部ちゃんと面白かった。
あとあと光月るうさんの本多がすーーごい良かったなあ！あまりにも自然なお芝居で老人を演じているわざとらしさもなく、過去のロマンスの入れ方も絶妙だったーーあとラストでロマンス劇場館主が恋人と再会できているのが嬉しかった…恋人とお喋りしているのかわいい。かわいいばっかり言ってるな。
主人公の老後＆死シーンがあるのにとてもお披露目っぽい演目だなーと感心したのだけど、美雪＆健司の「見つけてくれて、ありがとう」「私もあなたに見つけてもらったんですよ」という台詞がコンビの関係性にも重なってめちゃくちゃいいなあって。あとやっぱり映画制作所の話であったり、俊藤の台詞だったりで「逆境の時代にあっても物語を、夢を届けたい」人々の想いというのもじんわり沁みた。はあ、良い演目でしたわ…小柳先生ありがとう…。
FULL SWING!
ロマンス劇場にめちゃ期待をかけて、レビューはそんなに気合を入れずにいたら（すみません）すごい良かった…うう…ていうかロマンス劇場で完全に組子を好きになってしまった状態で見たから「ぎゃーーハンサム！またハンサムがいる！！脚が長い！！！」「大蛇丸が爽やかになってる！！」「いやれいこさんそのギャップは反則でしょ！！！！」と完全にファン目線で興奮してしまっ…。ファンタジックなお伽話なお芝居とおしゃれセクシーなレビュー、素晴らしい組み合わせじゃないですか…。特にうみちゃん、大人のお姉さん！！って感じの場面が多くてほくほくでした。ギャングのちょっと悪女っぽいの好きだったな。
全体的にジャズメインで瀟洒なレビューだったけど（一部それはジャズなんですか？という場面もあったけど美しかったので全てOKです）中詰はお披露目っぽさ全開でぐっときた。My way去年のドラマ「俺の家の話」でも西田敏行が歌ってて泣かされたものですが、芸の道を歩んできた生徒たちそれぞれが見つけたこの道を歩んでいく、という歌詞にボロ泣き。これがサヨナラでなくお披露目なのが幸せですよ…その道私も一緒に歩んでいきたいです…。
細かなツボでいうと軍服のれいこさんが愛の不時着に見えてしまった、ロケットで猫ちゃんたちが尻尾まわすのかわいい、最後シャンシャンが月なのかわいい、幕下がりながらみんなでリボン回すのも肩の力抜けててかわいい。本当この記事かわいいって言い過ぎだな？
近年の宝塚にしてはめずらしく、番手がしっかりわかりやすいのも出戻りには有り難かった。出番も銀橋も階段降りもお約束通りに進んでくれるので安心して「次はあの人だよね…？よしきた！！」と楽しめる。
芝居もショーも、生徒さんがみんな心から楽しそうに舞台に立っているのもすごく良くて…いや他組だってそうだと思うけど、ハッピーな演目だったのもあってそれが際立ってて。最近はいつ休演になるかわからないような状況だけど、そんなこと忘れてしまうくらい、夢を見せてくださったことに大感謝だし、とても力を貰ったな。頑張ろうと思いました。宝塚はセラピー。
男役たちがイケメンというよりハンサムって感じだったり、娘1がお姉さん系で芸達者だったり、なんか個人的に一番追いかけていた00年代の宝塚を思い出して居心地が良い…と思ったりしたんですがこれはたぶん私がハマったから脳内で繋げているだけですね。新生月組さんを組として大好きになってしまって、まだ1作見たところなのに早くも組み替えが寂しくて仕方がない。うう。次の月組公演までにスカステで過去作を見て勉強しようと思います。はああ良かった…楽しかった〜〜。
過去の宝塚感想
月組の感想振り返ったら大昔のしかなかった…（笑）
