幸福な映画体験 シナぷしゅ THE MOVIE ぷしゅほっぺにゅうワールド

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シナぷしゅの劇場版「シナぷしゅ THE MOVIE ぷしゅほっぺにゅうワールド」を2歳半の娘と見てきました。娘の映画館デビューだよ!

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心強すぎる「赤ちゃん向け」の配慮

民放初の赤ちゃん向け番組の映画版ということで、「赤ちゃんの映画デビューを応援する」をコンセプトにされており、

・映画館内は真っ暗にならず、音は控えめ(うちの子はディズニーランドのシアター系でも暗さと爆音を怖がって泣いていたので、とてもありがたい配慮)
・上映中に赤ちゃんが泣いてもOK!(入場者特典がタンバリンというのも「静かに見なくていいんだよ」というメッセージに溢れていて心にくい)
・最後に記念撮影タイムあり(わかってらっしゃる…!!)

という心強さ。

映画館に臨時のベビーカー置き場が設置されているのも、客席がほぼ赤ちゃん〜幼児なのもとっても新鮮で、入った瞬間からわくわく。シナぷしゅ柄の服を着ている子、人形を持っている子も多くてかわいかった。(私と娘もシナぷしゅ柄のTシャツ着ていきました)

映画本編について

映画本編は40分間。シナぷしゅのほっぺを探していろんな惑星を旅する、というストーリーで、各惑星のターンが5-10分弱くらいかな?シナぷしゅの番組同様、コーナーが長くないので子どもが飽きずに見られる構成。

浮世絵、ヒカリの森の黒うさぎ、空のライオン(私の推し)、がっしゃん、など番組でお馴染みのキャラクターと世界観が出てくるので子どもも大人も「あ!らいおんだねー」「ひーたんみーたんだ!」と盛り上がっていた。「(スクリーン上で)ぷしゅはどこにいるかな?」の掛け声に子どもたちがそれぞれ「あっち!」「ここにいるー!」と指をさしていたり、みんなで「がっしゃーん!」と声を出していたりで終始ほっこり。応援上映並みの参加型映画だったなあ。

ストーリーもなく、いろんな物が倒れるだけのコーナー「どてっ」を劇場版に入れているのが意外だったのだけど、娘も大爆笑していて、さすが子ども心をわかってる!と感心しました。

黒うさぎでサバンナが出てきた時に親たちが「マサイマラじゃん」とざわざわしていたり、一瞬だけ写ったもいもいに反応していたり、ラストでヨロレイヒの彼がいないことに「遅刻してるww」とウケている声が聞こえてきて、「わかるよ…子より親の方が精通しちゃうんだよな、シナぷしゅ…!」と心の中で握手していた。ここにいる人みんなシナぷしゅに助けられたことのある仲間なんだなあと思うと胸熱よ。新キャラにゅうのCVが玉木宏なのは完全に親世代へのご褒美キャスティングだと思っています。にやにやしちゃった。

映画体験として最高だった

娘が生まれた年に始まったシナぷしゅ。0-1歳半頃に大ハマりして、たくさんコラボグッズも買って、家はシナぷしゅだらけ。親もつきうたが耳から離れない日々…を経て、実は娘は2歳頃から徐々にアンパンマンやしまじろう、ディズニープリンセスに興味が移っていき、シナぷしゅはほぼ卒業していました。シナぷしゅ柄の服は着ているけど、番組はもう半年以上見ていないし、映画も楽しめるかわからないなあ、どうしようかな…と迷っていたのだけれど、本当ーーーーーに行ってよかったです。

やっぱりね、ここまで「映画館デビュー」のハードルを下げてくれたのがありがたすぎて。大画面に向かって声をかけたり、笑ったり、のびのびと楽しんでいる娘を見て大感動。40分も同じ映像が見られるなんて思ってなかったよ。自宅では20分の映像だって、絶対にじっと見続けることはできないので…これは映画館ならではの体験ができたなあと思います。

そして本当に泣いてる赤ちゃんが多かった!ほぼ最後列の通路側の席を取っていたのだけど、後方は泣いてしまった赤ちゃんをあやす親御さんの溜まり場のようになっていて(笑)娘も途中から通路に出てノリノリで踊ってた。映画館に限らず公共交通機関やレストランなど、普段は子どもがぐずり始めたら「白い目で見られるのが怖い」「早くこの場を立ち去らないと」と神経を尖らせがちだけど、子どもが泣いても騒いでも出ていかなくていい、みんなお互い様な空気のなんと居心地が良いことか!

私も普段は上演中に携帯が鳴ると殺意を覚える人間なので(笑)もちろん常にこうあって欲しいとは思わないけれど、こういうスペシャルな機会があるのって本当にありがたい。数年後に本格的な映画デビューするとなった時も、「一度行ったことがある」ってだけで、心のハードルがぐっと下がるし。

最近は映画もすぐに配信サービスで見られるようになるし、劇場で絶対に見たい!と気合を入れていてもタイミングが合わず逃してしまうことが多いのだけど…そして育児を始めてからは可処分時間が減って、ますます映画館への足が遠のいているけれど。また映画を楽しめるんだ、今度は子どもと映画館に行ける日が来たんだ、と思うととても嬉しくて。子どもの「初めて」を応援しつつ、親に「おかえり」を言ってくれるやさしい映画だなあと思いました。

娘が意外とストーリーをしっかり理解していて、帰宅後も「ぷしゅほっぺ見つかって良かったねえ」「お顔変わっちゃってたね」「ぞうさんのお水で濡れちゃってたね(そこ?w)」とたくさんお話してくれて、「一緒に見た映画の感想を話せるようになったのかあ…ほんの2年前は、寝返りもできない状態でベビーベッドからシナぷしゅを眺めていたのに…」と胸がいっぱいになりました。ありがとうシナぷしゅ。そして帰宅後は怒涛の「ヨロレイヒ見たい!」「ライオンちゃん見たい!」コールでYouTubeを流し、あれ?ブーム再燃してない?となったのでした…うれしい。

 

シナぷしゅの好きな曲について語った過去ブログ

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