#1はこちら
2日目朝。遠出します。
ウラジオストク駅からバスでルースキー島へ
本日の目的地はウラジオストク南部にあるルースキー島。
駅前がバスの停留所になっているので、目的地に向かうバスを探して乗り込みます。
ウラジオストクのバスは見た目に本当に統一感がなく、色も形もバラバラ。ものによってはミニバンみたいな自家用車サイズの時もあってびっくり。同じ会社が運営しているのかな??
途中、乗り継ぎもしたり。
バスにはこういう番号を書いた紙が貼られていて、自分の乗りたいものか確認できるけど、ロシア語が読めない…!!Googleマップのおかげでなんとかルートを調べることができました。15番バスでルースキー島に向かいます。
バスに乗る前に売店で水と食料も調達しました。駅にあるコンビニ的な感じなのですが、肉やチーズも売っていて面白い。ロシアで初めて入る物販店なのでちょっとテンションが上がる。
お水はロシアっぽい柄のこちらを買ってみました。あてずっぽうに買ってみたら左がガス入り、右がガス無しでした。
沿海州水族館(別名:プリモルスキー水族館)に
バスに揺られること1時間、ルースキー島の沿海州水族館に到着!
ロシア最大、しかも2016年のAPECに合わせて作られたプーチン大統領肝入りの最新の水族館と聞いて水族館好きの我々はどうしても行ってみたかったんですよね。
バス停で降りて、さらに水族館専用の送迎バスに乗ってチケットセンターまで行き(徒歩だと15分くらいらしい)、そこでチケットを購入して、また歩いて水族館に向かうというこの規模感。ど、どれだけ土地を贅沢に使ってるんや…。水族館本体より周辺の土地の豪快な使い方にびびります。(駐車場もめちゃくちゃ広かったしなんか遊具がいっぱいある公園とかもあった。)
水族館の入り口に着くまでにも
巨大な恐竜とか
巨大な蟹とか
巨大なイカとか
巨大なサメとか巨大な恐竜の骨?とか
とにかく巨大なオブジェがいっぱいある。写真スポットのようでひとつひとつの前で記念写真を撮っている人がいました。ていうかこの水族館、中もこんなオブジェだらけでめっちゃ面白いです。(後述します)
プーチンの格言に痺れる
中でもひときわ存在感のあるオブジェがこちら。入り口の正面に格好良い巻物と羽ペンが。てっきり水族館の名前が書かれているのかなーと思ったら、これはプーチン大統領の言葉らしく。
「海を知る者は己を知る」と書かれているそうです。か、格好良い…。
水族館の入り口に一番大きく書かれている言葉が「海を知る者は己を知る」。すごい、さすがプーチン大統領。かっこいい。
私が異常に気に入って何回もこのオブジェの写真を撮影するのでりこさんに笑われたんだけど、痺れません…?気に入りすぎて旅行中に何回も反芻して呟いてた。
とにかく広い水族館内
水族館に入ったらすぐに目に入るのがこちらの巨大なジオラマ。
シャチ!!クジラ!!しょっぱなからテンション上がる。しかしこの水族館にシャチやクジラはいないのであった!!(こういう謎なことがよく起こる)(いや出会えなかっただけで本当は飼育されているのかも…?)
展示は化石時代から始まるので、化石や恐竜、DNAの模型展示や映像が多くあって、いきなり博物館のような展示なのが新鮮。
この巨大な恐竜ジオラマはなんと動きます。首を振ったり口を開けたり瞬きしたりする。お金がかかっている…。
あと巨大過ぎて人の通る場所がめっちゃ狭い(写真参照)のも面白かった。
こんな感じで、天井から吊られているジオラマも多々あり。なぜここにこの動物が…?みたいなのが多くて面白い。なぜかクッション素材の巨大なカニとか。素材的に絶対に遊具かソファだと思うんですが、立ち入り禁止扱いになっていた。なんでいるの?
ホッキョクグマもジオラマ展示。ちなみにホッキョクグマも、実物はいません。
一番面白かったのがこちら。海の王トリトン。もはや生き物ですらない。神さま。
普通に突然現れたので爆笑しました。マーメードラグーンかと思った。横には人間の船を襲う巨大なタコもいます。こんなファンタジー混ぜていいのか。
間違いなく水族館のはずなんだけど、海の王トリトンと蛸に襲われる船のオブジェとか出てくる pic.twitter.com/K4W8w046M8
— 桜花 (@oukakreuz) 2018年7月15日
こちらは船の模型。ロシア語がわからない(英語表記もない)ので詳細はわからないけど、昔からの船の進化のようなことが説明されていた模様。氷河の無い海の紹介を見て、「ロシアの不凍港への思い…!」と世界史を思い出して胸熱。
ここ以外にも、顕微鏡の説明展示や南極の調査機器?の展示など、生物ではなくロシアの技術紹介のようなエリアが結構あって、お国柄が出ていて面白いなあと思いました。
これはMaybe!の中で玉城ティナちゃんが背景にして撮影していた場所で、私たちも撮影した。クラゲの展示かと思いきやレプリカでした。写真用なのかな…ちゃんと本物のクラゲも近くにいました。
あと、トンネル型の水槽とか
非常に長く、床が動く歩道になっているレベル。
ヒトデのクッションに座って寝そべりながら見られる水槽があったり
クラゲの部屋、タコの部屋などなど、私の知ってる水族館っぽい水槽ももちろんたくさんありました。
あとイルカ&アシカショーも別料金で本格的なものをやっているみたいなんですが、時間が合わず見られなかった。残念。
こちらは水槽の前にあるカードをカメラにかざすと画面にそのカードに書かれた生き物がARで現れる展示。ハイテク!こういうの増えていきそうですね。
そろそろ全部見たかなーと思いつつ知らない扉を開いたら熱帯雨林が広がっていてびっくりしたり。本当に何も書いていない入り口のドアを押したらこの光景が広がっていたので笑った。別世界…。
とにかく広くてお金がかかっている!詳しい方から見ると、日本の水族館にいないような魚がたくさんいて面白いらしいのですが、魚のことが全くわからなくてもとても面白い水族館でした。あとジオラマがたくさんあって写真スポットには事欠きません。
日本人から見ると、なぜここにこの展示が…!?みたいな物もいっぱいあって、これだから外国で水族館に行くのはやめられない。(個人的に、美術館や博物館より動物園や水族館の方がお国柄が出るなあと思ってます)
割と郊外にあるので半日使うことになりますが、ウラジオストクに行くならぜひオススメしたいスポットです。現地でも大人気のようでお子様連れの方で賑わってました。
#3につづく。