ロストバゲッジから始まる旅 憧れのウズベキスタン#1

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平成→令和をまたぐ記念すべきGW10連休、ウズベキスタンに行ってきました。旅行記です。

ウズベキスタン渡航の準備についてはこちら

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今回の旅の相方について

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滞在期間が長く、久しぶりに時間に余裕のある旅でした。ゆっくりできたので同じ場所に複数回行ったり、何もせずのんびりする時間があったり、これから旅行する人の参考にはならないかもしれませんが(笑)個人的にはいろんなトラブルや出会いがあって面白かったのでゆるゆる日記を書きます。

成田→韓国→タシケントへ

今回は成田から韓国経由の大韓航空。早朝便だったので成田で前泊。ソウルで4時間あったけど入国はせずだらだら。

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トランジット中にゴンチャでタピオカ。

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ソウル→タシケントの飛行機では隣の席が韓国人のおじさんで(私は基本的に友達と同じ便に乗っていても隣同士で席を予約しない…笑)ずっと窓の外の写真を撮っているので、何が見えるの?と聞いたら私のカメラでも撮ってくれた。雪山だ!どのあたりだったんだろう。

タシケント空港着、そしてロストバゲッジ。

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ウズベキスタンの首都、タシケントの空港に着。国際線の到着口はかなり小さくて、荷物のターンテーブルがあるエリアに両替カウンターがひとつとインフォメーションセンターがひとつ、そしてそのまま出口がある感じ。準備物のブログでも書いたけど、どちらも人が少ないので長蛇の列でした。私たちは一人が両替、一人が荷物を待っていたんだけど、私の荷物がいつまで経っても出てこない。

おかしいなー、まだかなーと待っても待ってもスーツケースは出てこず、ついにはターンテーブルが止められてしまう。ターンテーブルの上には持ち主のいないスーツケースがいくつか残っていて、その中には私が使用しているのと全く同じ色と型のサムソナイトがあったので、咄嗟に「これは誰かに間違えて持って行かれたのかも」と思い、地上職員に声をかけた。

「私のスーツケースが無いんだけど…ちなみにあそこに残ってるスーツケースが私のものと全く同じ型だから、間違えて持って行かれたんじゃないかと思うんだけど…」と言って調べてもらったところ、残っていたスーツケースはまさかのシンガポール行きの荷物だった。ここで嫌な予感がしてくる。え…シンガポール行きの荷物がタシケントに着いてるってことは、経由地ソウルでの取り違えでは…。

私のラゲージナンバーも探索してもらったところ、「ソウル以降の記録がないから、まだソウルにあると思う」とのこと。やっぱり…!!!実は私、ラゲージのテレックス(航空業界の通信機器)を自分で打っていたこともあるので、タグがある以上、持ち主不明の荷物の所在がわからなくなることはないと知っている。どこに紛れていてもその便がどこかの空港に到着した時点で所在がわかり、次の便でタシケントに送ってもらえるはず。

空港のお姉さん「とりあえず見つかり次第、次のタシケント便で乗せてもらうように手配するよ。4日後には着くと思う」

私「やっぱりタシケントまで届けてくれるよね!オッケーオッケー…え、4日後!?!?この旅行終わっちゃうんですけど!困る!」

お姉さん「えーでもすぐ見つかるかわからないからなあ…申し送りに入れておくけど」

お兄さん「なるべく早く渡せるように頑張るよ。今日はもうこのセンターも閉まるから、明日またタシケント空港に来られる?」

私「明日の朝のサマルカンド行きの鉄道を予約してて、最終日まで戻ってこない…サマルカンドの空港に送るとかできる…?」

お兄さん「うーん、それも4日後とかだな…」

私「じゃあとりあえず明日まではこのホテル、明後日以降はこのホテルにいるから連絡して欲しい。携帯にも連絡してもらえる?」

お兄さん「いいよ!僕は明日非番だけど君の携帯に僕の番号を登録しておくからかけ直して。他の同僚が見つけたら君に連絡するように伝えるよ」

同僚たちが続々と帰っている中、親身になって話を聞いてくれるお兄さん…めっちゃ優しい…。連絡のつく電話番号をまだ所有していなかったのでそこからインフォメーションセンターに並びSIMカードを購入、現地の電話番号を入手。ホテルの連絡先と一緒にお兄さんに渡し、ひとまず宿に向かうことに。ちなみにこの時に空港で購入したSIMカードは翌日使えなくなりました。うける。SIMカードは街中で買いましょう。(詳細はこちら

タシケントのホテルに

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タクシーでタシケントのホテルに到着。怪しいランプがお出迎え。これ夜見るとめっちゃ怖い。

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翌朝早く出発なので駅までの利便性で選んだホテルだったけど、部屋広くてきれいでよかった。

しかし到着早々のトラブルに若干疲れ気味。誰かに盗られたわけじゃないし、いずれ戻ってくるとはいえ、この旅行のために服買ったりしたのになあ…下着も化粧品も全部スーツケースの中だし…。写真いっぱい撮りたかったのにずっとすっぴんなのかな…ていうか下着とかどこで買えばいいのかな。ユニクロ無さそうな国に来るの久しぶりだから戸惑う。なんか逆に面白くなってネタにしていたら友達に「メンタルが強い」と言われたんだけど、リアルタイムで報告した夫と母からの返信の方が遥かにポジティブでうけた。私のポジティブはこの人たちの影響ですね…。

まあ考えても仕方ないしね。旅人の経験値上がるよね。できればロスバゲは往路より復路が良かったけどね!!!

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トラブルでお店が開いている時間に出られなかったので部屋でごはん。成田で買っていたおやつが晩御飯になるとは…。

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シャワー浴びて、換金したお金を広げて大富豪だー!などと言ってきゃっきゃして寝る直前、携帯に知らない番号から電話が!!

まさかと思って電話を出るとさっきのお兄さん。

お兄さん「君のスーツケース見つかったよ!今から空港に来られる?」

私「え!!??(韓国もしくは別の到着地にあるんじゃなかったのか!?)すぐ行きます!!」

え、さっき韓国にあるって言ってたよね…?と混乱しつつタクシーで空港に。身体チェックを受けて中に戻ると、普通に私のスーツケースが戻ってきた。どうやらどこかでラゲージタグ自体がちぎれて紛失してしまったようで、そのためにどこにあるか全くわからなかった、けどちゃんとタシケントまで着いていたみたい。よ、よかった〜!!!!

唯一、スーツケースにつけていたお気に入りのWickedのラゲージタグがナンバーが破れた時に一緒に紛失してしまったみたいなのが残念だけど、ちゃんと初日に荷物が戻ってきたのがうれしい!!!運が良すぎる!!さすが私はついてる(ポジティブ)

ということで、たった3時間のロスバゲでした。いや〜良かった良かった〜〜諦めずお兄さんにコンタクト取っておいて良かったああ。安心してぐっすり眠れました。

いざサマルカンドに

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翌朝は早起きしてホテルで朝食。ブリヌイがあるのがロシアを近くに感じてうれしい。サマルカンド行きの鉄道を予約しているので、タクシーで駅に向かいます。

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駅きれい。ウズベキスタンは駅も空港も、建物に入るかなり前の段階でパスポートやチケットを提示して荷物チェックも受けるので、到着前に準備が必要。危ない人がいないのは安心なんだけど、チケットを持っていない人は現地のどこで買えばいいんだろう…?駅から離れたところに売店があるのかな。私たちは全て事前にオンライン予約でした。

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一番速い特急(新幹線みたいなやつ)は満席だったので、二番目のやつを予約してたよ。欧米の電車あるあるで座席の向きを変更できないので、進行方向を確認して予約することをおすすめします。

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我々はなぜか一人席と二人席に分かれてしまっていたんだけど、現地で親切な人が席を代わってくれて並びで座れました。あと荷物棚が高すぎてどうやってもアジア人のちんちくりん女子には届かないんだけど、常に周りの人が助けてくれました。優しい。ありがたい。

SIMカードがあっさり壊れてしまったためインターネットもできず、ちゃんとサマルカンドの宿に着けるのか不安を感じつつ寝たり喋ったりしながらサマルカンドに向かったのでした。

#2に続く。

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