#4はこちら
サマルカンド2日目は朝からシャーヒズィンダ廟群に。私がサマルカンドに行きたいと思うようになった最初のきっかけは、この場所の写真を見たことでした。
宿からタクシーで廟群に。並ぶことなくチケットを購入。
シャーヒズィンダは「生ける王」という意味。9~14世紀、19世紀に建設された儀式用の建築物と霊廟が集まっている場所で、観光客と同じかそれ以上に地元の巡礼者の方を見かけました。伊勢神宮みたいな感じなのかな。
入り口を入ってすぐにある「天国の階段」。行き(登り)と帰り(降り)に数えた段数が一致していたら天国に行けるそうで、みんな段数を数えながら登っていた。言葉がわからなくてもみんな同じ数字を数えているのはわかる。私たちもぜーぜー言いながら数字を叫んで登っていたら周りの人たちに笑われた。
さあここからが青の世界。
見渡す限りの青・碧・蒼!なんということ。ずっとここに来たかったのでした。
はあ…。目が眩む。タイルの美しさよ。もうこの壁の中に住みたい…いやいやこれはお墓だったわ…と混乱する。
今まで好きな色を聞かれたら、青、サファイアブルー、トルコ石みたいな色、などなどと言っていたけどこれからはサマルカンドブルーの一言で済む pic.twitter.com/Fw9IC7e4AA
— 桜花 (@oukakreuz) May 1, 2019
どこを切り取っても美しい。レギスタン広場も圧倒されたけど、シャーヒズィンダは壁が近い分、細かなところまでじっくり眺められて本当に時間があっという間だった。「青の都」はきっとこの場所を訪れた人から名付けられたんだろうなあ。
性癖に…刺さる…。ここだけで600枚くらい写真撮りました。
廟群は大きく3エリアに分かれていて、それぞれ誰のお墓だとか、誰のお墓になる予定だったけど途中で作るのやめちゃったとか、ガイドブックを読んで学びながら進みました。パンフレットのような親切なものは無かったので、書籍を持って行って良かったな。
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まあ大体、王かお気に入りの妃か将軍かその息子か、という感じです。(雑ですみません)それぞれ中にも棺のようなものがあったり、美しい装飾があったりするのだけど、信者の方々がきちんとお祈りをされていたのでフラッシュ撮影をするのも憚られてあまり長居はしませんでした。ずっと外でタイル萌えを炸裂させていた…。
ここはクサム・イブン・アッバース廟。ここだけは中で定期的にお祈りの時間もあった。
中の装飾もとても美しい。お経の時間に居合わせたのだけど、声の響き方も綺麗だった。
廟に入るための入り口は「天国の扉」と呼ばれていて、ここを3回通るとメッカを詣でたのと同じご利益があると信じられていたそうです。旅行中、3回以上通ったのでもはやメッカに行ったようなものだな。
再奥のフジャ・アフマッド廟。美しいなあ…美しいしか言ってない。
シャーヒズィンダは前述したように地元(というか、国内の別地方なのかな?)の巡礼の方が多く、広場以上にひっきりなしに「一緒に写真を撮ろう!」と声をかけられました。特に子供の遠足に遭遇した時はわらわらと30人くらいに取り囲まれて次々にセルフィー攻撃にあい、「これがイタリアとかだったら絶対にスられてる状況だな…」と思ってしまった。すごいくっつかれる。途中から「私の携帯でもセルフィーしていい?」「あなただけで撮ってもいい?」と聞けるようになり(英語が通じず身振り手振りでだけど)良い写真が撮れました。
お気に入りの写真。とても良くないですか?おばちゃん達はとてもフレンドリーで、顔をたくさん撫でられた。宗教上の理由なのか、男性は全く声をかけてこないのに対し、女性はめちゃくちゃ顔とか手とか触ってくる。笑
ヒジャブってこんなに可愛い色柄もあるのね!と感動して声をかけた女子。花柄とパステルの組み合わせ、とってもおしゃれで可愛い〜〜。
お二人と記念撮影していたら「私も入るー」とわらわらと人が増えて最終的にこの人数になった。この人たち、全員が知り合いというわけでもないらしく、全員のスマホやカメラが登場してきて笑ってしまった。「日本人はめちゃくちゃ写真撮ろうと誘われる」のが事実だとお分かり頂けただろうか…。旅先でここまで現地の人と写真を撮ることもなかなか無いので面白い体験でした。
一昨日も来たのにまた来てしまった 何時間でも居られる… pic.twitter.com/6cMTO1MwZZ
— 桜花 (@oukakreuz) May 2, 2019
廟群が好みすぎて2日後にも再訪しました。その日についてはまた後ほど。
#6につづく。