キューティーブロンド

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OMG!最高に楽しい作品を観てきた。見てからずっとキューティーブロンドのことを考えている。

原作映画が大好きで、ミュージカル版韓国初演の様子を眺めながら「日本でもエル役はアイドルが演じるんだろうな〜」なんて思っていたら神田沙也加と発表されて狂喜乱舞。観る前からわかっていたけど本当に本当に当たり役でした。

映画同様、とにかく楽しくて可愛くてハッピーでパワフルで、ウルトラポジティブになれる作品だった。劇場から出た後は何を見てもOMG!OMG!ときゃぴきゃぴしてしまう。とにかくさーやがかわいい。



映画版のラスト(30歳までに上院議員になりたいからと自分を振ったワーナーにプロポーズされ、30歳までに弁護士事務所を立ち上げたいからお断り、と振る)も好きだけど、あなたのおかげで変われた、ありがとうとお礼を言ってしまうのも格好良いな。プロポーズされることが最終目標だったエルが自分からプロポーズするまでに変わった、というミュージカル版のエンディングもかなり好き。

エル以外の皆さんももちろん良かったです。


花代さんの腹筋に目が釘付けでした。二人ともコメディエンヌっぷりがお見事。


佐藤さん、育ち良さそうでスラム街出身には見えない(笑)でも凡庸な感じのセリフ回しが垢抜けないエメットに合っていた。そして身なりをちょっと整えると実はイケメンじゃない…?という絶妙さもぴったり(笑)いやー歌上手いなあ美声だなあ。ファンになりました。


ヴィヴィアンは、ヴィヴィアンのイメージではなかったけど頑張っていた。優等生でいじわるな女の子(ゴシップガールでいうブレアみたいな)って感じの役作りだったな。BW版の鉄の女!!って感じのヴィヴィアンが好きなんだけど、これはこれでありだなという感じ。

唯一文句をつけたいのは訳…。


映画版が有名だから合わせなきゃいけなかったのはわかる(そもそも映画のタイトルからイメージダウンだろと思ってるけど)でもこの作品のテーマを考えたらやっぱり絶対タイトルは「リーガリーブロンド」にしなきゃいけないよ。
トークショーでさーやがBW版のことを話す時にちゃんとリーガリーと言っていたのが好感度高かった。
あと「かがんでおっぱい」はさすがに他の訳があっただろと…思います…。
まあでもそんなの差し引きしても十二分に最高でした、もっともっともっと観たいので再演希望!!!とりあえずBW版の映像を毎日見ています。

エルは美人でブロンドで大金持ちで、何もかも持っている人なんだけど、それでもこの作品を観た後に感じることは「人は自分に与えられたカードで勝負するしかない」ということなんだよね。それはハーバードという「美人でブロンドでLAの金持ち」ということが完全にマイナスにしかならない場所にエルが飛び込んでいく話だから。エルも言っていたけど、「夢は常に目の前にあり、手を伸ばすか伸ばさないかの問題」であって、自分にとって快適な場所にいることも大事だけど、成し遂げたいことがあるならやってみないと!という気持ちにさせられた。そして自分が上昇するために他人を蹴落としてもいいことなんてない、自分と周りに誠実に努力していればきっと結果はついてくる。前向きな気持ちにさせてもらえました。


当日はおけぴ観劇会だったのでこういう相関図/幕間マップが配られて、トークショーもあったのでした。また参加したいな。

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