旅先の出会いとウズベク郵便事情 憧れのウズベキスタン#9

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さあ令和初日!宿の中庭で朝ごはん。

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この日は朝からATMトラブルの状況を聞くため、近所のホテルに。ホテルのお兄さんに聞いたところ、まだ銀行の確認待ちらしく、もう少し時間がかかりそうだから夕方にまた来てねと言われ(本当に親切だ…)当座のお金をおろすためバザールを再訪することに。

両替所を求めてバザールに

というのもネット情報に「ジョブバザールの入り口に両替所があり、日本円からの換金ができる」と書いてあったため。キャッシングは絶望的だけど日本円の手持ちはあったので、そこで両替してもらおうと思ったのでした。

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何かのお祭りの日だったようでいたるところに飾りがあった。可愛い。

バザールに着き、ネット情報を元に両替所を探すが…無い。全然見つからない。バザール内にいた観光案内の警備員に聞いても無いと言われる。そうしている間にもどんどん闇換金の声はかけられる(笑)バザールの外壁をぐるぐる回ったけど結局見つからず、おそらく移動したか閉業してしまったのかな…。ウズベキスタンは1ヶ月前のネット情報でもあてにならないともうわかってきていたのですんなり諦め、もう闇換金でもいいかなと思いながら歩いていたら、昨日かわいいストールを購入したお店の前に来ていた。

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今日もいたお兄さん。彼の見立ててくれたストールがとっても可愛くて、写真を送った夫に「この人に見立ててもらってお土産も買ってきてよ」と言われていたのだった。お兄さんもつい前日のことなので私たちを覚えてくれていて、「また来たの?他のも賈う?」と声をかけてくれた。「いや実際買おうと思ってたんだけど、現金が手元にないんだよね。両替所も見つからなくて。この辺りでお金換えられるところ無い?」と聞いてみたところ、やはり「闇換金ならあるよ!」と言われる(笑)しかし聞いてみると日本円のレートが非常に悪いそうで、お兄さんが突然「日本円を換えるなら銀行が一番レート良いよ。連れて行ってあげるからついておいで」と言って歩き出した。

え!?両替所への道を案内してくれるの?優しい!と思いついていくと、「銀行はちょっと遠いから車で行くよ」と促される。ええええ!?

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さすがに旅先で知らない人の車に乗るのは…と躊躇したんだけど、この人も商売があるからこのまま連れ去ったりはしないだろうし、ホテルの電話番号あるし、「お金おろしたらうちで買い物してよね」と念押しされたので、こうなったらぼったくられてもいいや、お礼に多めに買い物しよう…と腹を括って頼ることに。

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そして本当に街中の銀行に連れてきてくれました。奥の方の外貨両替のカウンターに行って「この子たち、日本円から換金だから」と話をつけてくれて、実際空港よりめっちゃいいレートで換金できた…あ、ありがたい…。自分達だけでは銀行の位置がわかっても絶対カウンターがどこかわからなかったよ〜〜。

現金をゲットして安心してバザールに戻り、お兄さんの店でストール3枚を購入。安いし、もっと買っても困らないけど全然押し売りもなく親切で拍子抜けした。ただの優しい人だったのね…疑ってごめん…。

買い物を終え、「これからどこに行くの?」と聞かれたので「本格的なプロフをまだ食べられていないから、どこか有名な店を探して行くつもり」と言うと「地元の人に人気の安くて美味しい店が市場の中にあるから教えるよ!ていうか一緒に行こう」と誘われる。車の中で色々話して仲良くなっていたので、ありがたくご一緒することに。

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お店はバザール内の隅っこにありました。梯子を登って上がった先にあるんだけど、看板もないしそもそも客がこの梯子を登っていいのか怪しいし、教えて貰わなければ飲食店があるなんて気付かなかったな。明らかに観光客向けではないエリアだった。

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これがプロフを作る大鍋だよ!と教えてもらう。確かに大きい。プロフは鍋が大きければ大きいほど美味しくなると言われているんだって。

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プロフとサラダとナンを3人前注文。ヨーグルトのようなスープもついてきた。ここのプロフが本っ当に美味しくてびっくりした!!油がめちゃくちゃ使われているのだけど重くなくてカラッとしていて、野菜がとっても甘い。めちゃくちゃボリュームがあって一人一皿はやめておけばよかった…と思ったけど、これトータルで600円くらいでした。一人200円。や、安い…。外の店も安いと思っていたけど、地元民用の店は輪をかけて安いのだな…。

外国人が食べに来ているのが珍しいようで、お店の人やバザール内で働いていると思われる他のお客さんたちにしょっちゅう声をかけられました。お兄さんはサンクトペテルブルクにもお店を持っているらしく、年に3回は長期で旅行をしており来週からバカンスでミラノに行くんだよね〜と話していて、め、めっちゃブルジョワやんか…と衝撃を受けた。バザールのお店ってそんなに儲かるのか!?ぼったくられるかもとか疑って本当にごめん。日本人の客が来た時のための言葉などを教え合って、その場でFBでも友達になりました。びっくり楽しい出会いだったなー。

郵便局から手紙を出してみる

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宿に戻りがてら、近くの郵便局に寄ってみました。post officeって書いてあるけど一見しただけでは郵便局には見えない。

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中に入ってみるとこんな感じ。やっぱり郵便局には見えない。鞄やお皿のようなお土産物も売ってた。

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これはショブバザールの昔の様子だろうなあ。こんな時代から同じモスクが背景に見えてたんだな。今、何百年も昔の人たちと同じものを見ているんだなと感動。

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こちらのポストカードと切手を購入。日本に送りたいというとその値段分を売ってくれました。右は乙嫁語りっぽい!と思って自分用に。

乙嫁語り 1巻 (HARTA COMIX)

乙嫁語り 1巻 (HARTA COMIX)

 

中庭の机でせっせと手紙を書いていたら、隣にいたドイツ人のおじさんに「これ君の若い頃の写真?今の方が美人だね!」とジョークを言われました。結構ひっきりなしに人が来ては手紙を書いていて、旅先から手紙を出したい人って多いんだな〜と思ったな。

ちなみにこの令和初日に投函したハガキ、まだ届いていません。(2019年10月現在)

もしかしたらいつか届くかもしれない…とゆるーーく期待しておきます。笑

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見送ってくれた郵便局のおじさん。

#10につづく

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