ついに図書館まで閉館してしまい、途方に暮れています。買えばいいのだけど、小説は紙、漫画はkindle派なので本棚スペース確保のためにも本は図書館で借りてから気に入ったものを買う、という流れができているのであった…。しくしく。再開が待ち遠しいです。
対して漫画は無料公開してくれているものが多く、あれこれまとめ読みしました。こちらは逆に時間が足りない。
・小説
夏物語
発売時から気になっていたものの1年予約待ちで、しかし結果的に今このタイミングで読めたのがベストだったな、と感じた。女が出産育児について考えるとき、自分の家庭やパートナーの有無やその人柄は考え方に絶対影響していると思うんだけど、「実家に恵まれなかったから子どもは欲しくない」とか「夫が好きだから子どもも愛せる」とかそういう単純でわかりやすい公式はないよね。いろんな母親、母親になりたい女、産まないことを選んだ女が出てきてその誰の話にも納得できて、最近このジャンルについて考えているもやもやに少し糸口が見えた気がした。親が子どもをこの世に生み出すということは、子どもにとっては選択肢のない残酷なスイッチを押すこと、という下りがすごく残ってる。引き続き考える。
・漫画
かげきしょうじょ!!
本編の7巻まで無料キャンペーンで読み、まんまとシーズンゼロから9巻までまとめ買いした。これが正しいキャンペーンの楽しみ方ですよね。
めちゃくちゃ面白いし出てくる女の子がみんな魅力的で苦しい。勧めてくれた方々ありがとう。そして長年のヅカオタ的にはかげきしょうじょ!!読んだよという非ヅカオタの友人たちに「これは実在する風習でね…」などと語るのが大変楽しいです。登場人物はみんな好きだけどやっぱり聖ちゃん…うう…となるし、親子3代ジェンヌとか首席みたいなエピソードは実在するジェンヌを思い出しながら「首席でトップになれる人もいるよ!」とか励ましたくなってしまう。歌舞伎の世界との対比も楽しく、続きも楽しみです。
3月のライオン
15冊一気読み。過去に7巻くらいまで読んで離脱していたので、ほのぼの家族愛が恋愛に進展していて驚くなどした。あと14巻でハチクロメンバーが出てきて嬉しかったです。嫁!嫁!!!お姉ちゃんの恋愛関連の部分は令和の価値観とのズレにもやもやしたりしたけど、それを差し引いても面白い漫画ですね。お父さんが登場するくだり、胃がキリキリしたけど最後までクズとして描いてくれてよかった。当然ながら島田八段が好きです。
ゴールデンデイズ
- 作者:高尾滋
- 発売日: 2013/06/14
- メディア: 文庫
全8巻キャンペーン読み。高尾先生は久しぶりに読んだのだけど、自分と相性が悪いのを思い出した…。キャラクターや設定はとても好みなのだけどプロットとか空気感というおそらく高尾先生の一番の魅力部分が苦手なんだな、と思う。自分には情緒的すぎるというか。花ゆめは結構作家さんによって自分に合う合わないがはっきりあって雑誌としては追ってなかったのを思い出した。無料で読ませて頂いておいてこんな感想ですみません。。
現時点では4月半ばに図書館が復活予定なのだけど、どうなることやら。予約本だけでも引き取りたいなあ。。
最近の本もぐ
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