エンタメもぐもぐ2024/05 - 欲しがります負けたって

5月に見た・読んだものたち。ばたばたしているうちに6月も半ばになってしまい、特に朝ドラなんかはかなり進んでしまったので今更感はあるのですが、期間まとめるほど長くなるのでさくっと残しておく！

ドラマ
- 虎に翼
- ケの日のケケケ
映画
- アイデアオブユー
- Wickedティザー
小説
- いい子のあくび
- ヒョンナムオッパへ
漫画
- 隣の男はよく食べる6
雑誌
- Oggi
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ドラマ

虎に翼

5月も日々の楽しみでした！！面白すぎてついにNHKオンデマンドに入ってしまったよ。ただ5月は毎日毎日心を抉られる展開で…。4月は「80年経っても日本は同じようなところにいますよ…」という虚しさや女学校の友人たちの境遇に地獄を感じ、寅子の名演説に感動したものですが。5月は戦争が始まり、転がり落ちるように世情が悪化していき、大好きだった猪爪家の男たちが毎日1人ずつ死んでいく本当の地獄展開で…。毎日泣かされていたよ。そんな中で直言の死なせ方、張り詰めていた週の力の抜かせ方がすごくてそこにも感動。そして1話に戻ってくる戦後の描き方が本当ーーに傑作でしたよね。ね。最近ほんとに週末「月曜やだなー…でもとらつばが見られるのは楽しみ」と思っている。

ケの日のケケケ

NHKオンデマンドに入ったので、おすすめされたこちらの単発ドラマを見た。よかった！なんか小並感ですが令和を感じる脚本だった…。マイノリティに必要なのは"寛容"とかじゃねーんだよという。そして"ハレの日"が欲しいんじゃなくて、"ケの日"をささやかに機嫌良く過ごしたいんだ、というのも、すごい現代の若者を捉えてるなと思った。

NHKオンデマンド、ドラマにしろドキュメンタリーにしろコンテンツが豊富すぎて本当に無限に時間を溶かしてしまう。隙間時間にずっと100カメかねほぱほかせかほしか流してしまうよお…。今見てる「燕は戻ってこない」もめちゃくちゃ面白いのですが6月の方に書きます。

映画

アイデアオブユー

アマプラ配信映画。コーチェラで偶然出会った40歳シンママと20代アイドルのラブストーリーというファンタジー設定なのだが、アン・ハサウェイが美しすぎてそんなこともあるかも…という気持ちになります。ただなんというか脚本が普通につまらなかった…。シンママが息抜きしたいのは全然わかるのだが、アイドル側は歳上女性好きという以外になぜ惹かれたのかよくわからないし、別れた理由もより戻す理由も浅いし、ニコラス・ガリツィンにもっと考えている男の役をあげてくれーー。口直しに「赤と白とロイヤルブルー」X回目を見直しました。2楽しみすぎ。

Wickedティザー

興奮しすぎてブログも書いた。楽しみ楽しみ。

www.oukakreuz.com

小説

いい子のあくび

いい子のあくび (集英社文芸単行本)

作者:高瀬隼子
集英社

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「おいしいご飯が食べられますように」もそうだったけど、高瀬さんは「ここまで極端ではないけど、思考の一部には共感できてしまう」人を描くのがうまいなあ。これは読んだ男性には「女は怖い」と思われそうだなあ。出てくる女性の毒部分は共感できるんだけど、誰にも頼まれていない無理をした結果、世界中の全員嫌い。みたいなところが正直気持ち悪い。そこまで他人から見て良い人・普通の人でいようとしなくていいんじゃない〜とふっと気持ちが離れてしまう。でもすごい筆力だなーと思う。

ヒョンナムオッパへ

ヒョンナムオッパへ:韓国フェミニズム小説集

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とらつばを毎日見ているのと韓国旅行記ブログを書いていたのとで、韓国のフェミニズム本が読みたくなって手に取った。表題作の「ヒョンナムオッパへ」と、母親と弟嫁について書いていた話が好きだった。ひたすら家父長制はくそ！！！！という気持ちになる短編が続くため、1冊通しで読むのはしんどい。他ジャンル本と交互に読むのがよかった。