本もぐもぐ2022/8-10

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引き続き慌しかった、ここ3ヶ月に読んだものメモ。

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小説

カンバセーションズ・ウィズ・フレンズ

レズビアン(バイセクシュアル)の元カップルの女子大生2人と歳上の夫婦によるそんなに普通ではない四角関係がさらっと描かれているのがすごくZ世代っぽい。というと荒い感想だけど、最近のこの世代の翻訳小説を読むと若者は世界に対しての意識が高いなあ、と感心してしまう…。日本においてもそうだけど、なんか社会的意義を大事にしている価値観があるよね。自分はかなり利己的なので、世代が上の女性として登場する妻、メリッサの価値観の方が共感できてしまうのであった。

地球でハナだけ

今一番好きなチョン・セランの新作は発売後すぐ読めた。うー、大好き〜!チョン・セランはこういうSF風味のラブコメが一番好きかもしれない。一途で可愛い、理想の宇宙人だ。過去の短編ネタが登場しているのもクロスオーバー好きには嬉しい。

僕の狂ったフェミ彼女

キム・ジヨンを読んだ時と同様、女性的には「あるある」と「まあ一般的な男性はそう思っているんだろうね」がほとんどで、ストーリー自体が面白いとかそういう小説ではない。ていうかこれを読むべきは女性ではないんだよな…ということで、この煽りタイトルは良いなと思う。

春のこわいもの

「夏物語」やエッセイが好きだったので最新作も読んだのだけど、久々に最後まで読むのが苦痛なくらい合わなかった。。なんかどれも何が言いたいのかわからないし面白くなかった。こうもハッキリいうのは自分でも珍しい。夏物語はサイン本を買ったくらいなんですけど…。長編だとnot for meだなと思った時点でやめられるけど、短編集は「次のは好みかも」と思って最後まで頑張ってしまうな…。

漫画

君に届け番外編 運命の人3

1巻を読んだ時はたまらん!かわいい!永遠に続いてくれ!と思ったけど、ここまでくると「いや3巻完結でちょうどいいわ!」となった。くるみ、さすがに面倒くさいよ!かわいいんですけども!美少女でもギリ許されないくらいの面倒くささ!付き合えるのえーじくらいだよ!お幸せにな!!そしてこの面倒な女の親友を続けられる爽子ちゃんの器が大きすぎるなとしみじみ。

おひとりさま物語

知らぬ間に完結していて全話無料になっていたので読んだ。むかーし3巻くらいまでだけ読んでいたので、10巻まで同じキャラが何度か登場したりするのにびっくり。読み返すと"おひとりさま"の概念も結構変わったな。谷川先生の描く可憐な女の子たちの、押し付けがましくない逞しさが好きです。あと絶妙に頼りない男の人を描くのもうまいな、と思っています。

ランド

全巻無料になっていて久々に読んだものその2。こちらもかなり昔に冒頭だけ読んでいて、SF感のある不気味な時代物だったよな…と思っていたらどんどん想像を裏切る展開になっていってめちゃくちゃ面白かった。山下和美先生は「不思議な少年」がかなり好きで、あれはもはや「火の鳥」だと思っているんだけど、ランド自体が火の鳥の章に入ってそう…。

ちはやふる

50巻がまだ出ていないのであれですが、本誌で最終話まで読んだよーー!いやー、いやーーー当て馬好きの私は大満足です。かるたの方は、まあそうなるよねと想像通り過ぎてそんなに感動しなかったんだけど(でも50巻まできて違う結果だったらがっくりきそうだからこれで良いとは思う)恋愛面の方が想定外に嬉しかった。

ハコイリのムスメ

いつだったかのまとめ買いキャンペーン時に買っていた全巻セットをちまちま読み進めていた。池谷先生の漫画が何読んでも面白いのは、キャラクターの解像度がめちゃくちゃ高いからかな。全員の言動が自然。本作はわざとらしくない、真性の田舎のお嬢様キャラのリアリティがすごいなと思う。

この愛は、異端。

アプリで1話無料で読んで、Kindleで全巻買ってた(正しい消費者)何年も前から広告では見たことあったけど完全にエロ漫画だと思ってスルーしていたよ…天界異種族モノだってなんで誰も教えてくれなかったんですか!?!私は好みのキャラの原型がエリザのトート閣下なので、「魂が美しい」みたいなよくわからん理由で狙いを定めた人間をつけ回して結果的に過保護になってる死神みたいなのが大好物なんだよ!!厨二心が沸き立ってしまった。そして本来は保護者が養育対象に手を出す展開は個人的NGなんだけど、寿命の違う人外は俄然OKです…。早く4巻が読みたい。

きのう何食べた?20

親切な方のマシュマロによって無事に特装版が買えました。ていうかもう勝手に引き落としてくれて良いのでAmazonは半永久的に特装版を送ってほしい。内容が何であれ買うので。もう毎年皆さんの近況を眺める親戚の気分ですが、今回はジルベールのプレ花(この言葉が似合いすぎる)と、大先生のイメチェンがよかったな。あとシロさんの両親とケンジの融解の温度感がリアルだな、と思う。面と向かって謝ったり許したりという話でもなく。そしてケンジの「だってこんなに長く一緒にいるとは思ってなかったわけだし」という言葉に、そうそう時間が解決するってこういうことだよな〜と。

たまには世界のどこかでふたりっぷ

ひとりっぷコラボのレスポを購入してそういえば、と久々にひとりっぷシリーズを読んでいた。人のパッキング術とか旅行中の服装とか見るの大好きなので楽しい。sacaiのAライントップスを色々持っていくというのを真似したいなあと思ったり、いろんな大きさのジップロックが欲しくなったり。いやあそろそろ旅に出たいね。

 

年内バッタバタなのと、今季は読みたいものより見たい映像が多くてそちらに時間を割いてしまっているので今年はもう本もぐの更新はないかもしれない。読んだもの見たものの感想を吐き出さないと新しいコンテンツを摂取できない性質なので順に書いているけど、本当はこのバッタバタだった夏秋の日記的なものを書きたい。

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