もう8月も終わろうとしているタイミングで5-7月に読んだ本の感想メモです。6-7月に家族が順に体調不良で倒れており、紙の本を読む余裕がなくアプリ漫画が捗った。
小説
N/A
文學界新人賞受賞作。表紙だけ気になっていて手に取ったらかなり短くてさらっと読めた。若者のコミュニケーション描写がリアルなのと、「LGBTQの生きづらさ」ではなく「個別の苦しさを何らかのマイノリティ属性にラベリングされる生きづらさ」に焦点が当たっているのが今っぽいなあ。
信仰
こちらも表紙で想像していたよりさらっと読めた短編集。村田沙耶香さんってSFも書くの知らなかった。表題作よりSFの作品たちが好みだったな。私は村田さん個人のメディアの姿をまったく知らないので、エッセイ部分はちょっと辟易してしまった。(自分は変わっていると言われる、他の人と違う、と書いている文筆家にちょっと拒否反応があり斜めに見てしまっているかもしれない)
人文
人はなぜ物を欲しがるのか
友人(小池みきさん)が載せていたのを見て借りてみた!とストーリーズに書いたら「欲しがりのプロ5段が!」と反応をいただいた。日記に書いたなこの話。
自分の物欲が何に起因しているのか今一度立ち止まって考えるのに役立ったし、そもそもが本としてとても面白く、"心理学、経済行動学、社会学、生物学など様々な知見を駆使し人と社会を突き動かす「所有」の正体に迫る。"とあるように例として出てくるいろんなエピソードを仕入れられただけでも楽しい読書体験だった。
美容本
キレイはこれで作れます
発売直後に読んだ。というか周囲の同世代みんな読んでた。とりあえず読んでからパック使用率が上がった。
漫画
後ハッピーマニア4
新刊を心待ちにしている漫画のひとつ。特に誰にも感情移入はできないのにここまで面白いの本当にすごい。アラフィフの教科書と思っていますがたぶん世の中のアラフィフはここまでぶっ飛んでいない。しかしこんなにトンチンカンな高橋が2回(+1回)も結婚できているのはこの世代ならではな気がしますね。あとフクちゃんが年下男子にしっかり惚れられていることがわかって安心した巻です。
恋じゃねえから3
女性の裸を表象すること、芸術という名目でいろんなことがスルーされていたこのテーマで漫画を描けるのは女性だけだなあと思う。1122はすごく面白かったのに終盤えええ…と急にnot for meになってしまったのですが、この作品がどこに向かっていくのか楽しみ。
オールドファッションカップケーキ
ドラマの宣伝から気になってひさびさにBL。おじさんの描写にううむ…となってしまい入り込めず。商業BLの受け描写自体が合わなくなっているのかも…もっと同世代ものを読んでみるか。
マイホームヒーロー
アプリのキャンペーンで読み始めて、結局コイン使って最新話まで一気読み。(あるある)面白かったー!昔シバトラ読んでたんだよね。1章が圧倒的に面白くて、2章はスケールが大きくなり過ぎ&トリックが複雑になって頭が追いつかないあたりはデスノートを思い出した。いやはやそれにしても1章のどこに話が向かっていくかわからないハラハラ感は最高でした。もうすぐ最終話ぽいので楽しみだな。
平和の国の島崎へ
これはTwitterで1話丸ごと掲載されているツイートを読んで気になって最新話まで(あるある)日本に帰ってきた元戦闘工作員の日常…ということでファブルのような話を想像していたら、数倍生臭い&毎話「戦場に復帰するまであと●日」と出るのでコメディ回も胃がキリキリしてしまう。島崎と仲間が平和に暮らせる日が来るといいな。。
最近はドラマや配信など映像もちょこちょこ見ていて、1本まるっと感想記事を書くほどではないけどメモしておきたいな〜と思うので、来月からは本+映像でもぐもぐしようかなと思っております。
最近の本もぐもぐ