「一年3セットの服で生きる」を読んで、自分の制服を考えてみた

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友人間で話題になっていたファッション自己啓発本「一年3セットの服で生きる」を読みまして、服について色々考えたのでつらつらと書きます。いつもブログを下書きに溜めてしまうのでぱっと書いてぱっと公開する!校正しない!

タイトルの通り、1年間3セットの厳選した服だけで暮らせますよ〜という本です。

ファッション・カウンセリング本

大昔から服を減らそう、自分に似合うものだけ買いたいと思いながら失敗し続けているので、古くは「フランス人は10着しか服を持たない」「服を買うなら捨てなさい」をはじめ断捨離系の本やイメコン系の本、人気スタイリストさんの本とかも結構読んでいる。で、今日読んだ「1年3セットで生きる」がわりと新鮮だなと思ったのは、体型やパーソナルカラー的な"型"に当てはめる、もしくは「こういうベーシックなアイテムは一生使えます」と一般的な話をするのではなく、「あなたがなりたい姿をファッションに落とし込んで制服を作りましょう」という、かなり自己啓発的な内容だったということ。

詳しいことは本を読んでね!なので割愛しますが、「TPOに合わせて」「あなたに似合う服を診断して」服を厳選していくのではなく、「自分がどうなりたいか、どう見られたいか」をまずは分析・言語化して、それに合致する服を考えていくというステップを詳しく紹介されていて、なるほどこれはカウンセリングだな、と。

後半、自分の好みを見つけたり選び取っていく方法については私はすでに大体やっていた(スクラップブックを作る、ときめいたものをSNSで発信する、高いものから試着する、など)ので実践的な面ではこれを参考にやってみよう!という感じではなかったのだけど、前半の「ファッションで表現したい自分を言語化する」「それを3パターンのコーディネートに落とし込む」というのをじっくり考えてみると面白かった。

私は今年12着チャレンジに挑戦しているのだけど、

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これは「1/12に入れてもいいくらい好み/使える服なのか」という基準で服を選んでいるので、購入数を厳選しているのは同じだけど方向性として「制服化」とはまた違うのだよね。

服を通してどう思われたいか

ぶっちゃけ私はまだ3セットに絞る気はないのですが(笑)「自分はどう見られたいのか・どういう人と親しくなりたいのか(本著の中で、ファッションは呼び寄せる人を自分で決められる的なことが書いてありそれも納得した。たしかに女子アナ的な服を着ている日と古着系を着ている日では新たに友達になる層が変わる)の言語化」とそれを3パターンに落とし込むのを思考実験的にやってみる。

こう思われたい、こういう人と親しくしたい

思いつくキーワードをあげてみる。

・シュッとしている

いきなり関西人の概念が出てきた。"きれい””かわいい""垢抜けている"などいろんな言葉が混ざった感じのニュアンスなんだけど、私は昔から祖母に「なんか今日シュッとしてるねえ」と言われるとすごく嬉しかった。

・自分に似合うものをわかっている、自分のスタイルを持っている

いやそれがわからんから迷走しているんだろという感じだが、「この人はスタイルを確立しているな」という人のファッションに憧れる。流されず自分を貫いている感じ?

・柔軟である

↑を考えていて、いや、でも「流されない自分」を見せたいわけじゃないなと気付いた。というか元がすごい頑固で「ブレないね」は内面の話で言われまくっているんだよな。どちらかというとベースのスタイルは持った上で、流行も取り入れられるとか、ベーシックだけど一癖あるデザインの服を着こなすとか、そういうバランス感覚?しなやかさ?が欲しい。

・ビジネスパーソンである

このあたりから「おっ意外と私こういう欲があったのか」という気づき。かっちりしているという意味ではなく、「仕事の話ができる人」に見られたい。明らかに勤め人じゃないよなみたいなファッションや派手な髪色でも「この人は仕事できそう」と思う感じあるじゃないですか。あれ。私たぶん誰とでもめっちゃ仕事の話をしたいんだな。だからそういうイベントとかやってるわけですが。

・元気そう、楽しそう

幼少期からずーーっと体調悪い?と言われていて(顔色も愛想も悪いため)辟易としているし、なんかいつも楽しそうな人だなと思われていたい。黒を着がちだけどトップスに色物を着ている時の方が周りの評判も良いのはそういうことかも。

・ヘルシーである

元気そうに通じる願望。だらしない、下品な感じではなくヘルシーな肌見せをしたい。二の腕とか背中出したい。

・話しかけやすい

話しかけにくいとよく言われているからですね。自覚があるので保育園でも他の保護者とかに自分から声をかけにいくタイプなんだけど、かけられたい(笑)

 

最近好きなお洋服やフォローしてる服アカウントの方々の傾向から、自分は「クールでカッコいい、個性的な人」に見られたいのかな?と想像していたのだけど、掘り下げて考えると別にそんなことはなく、むしろ元気な人/親しみやすい人に見られたいんだな、という発見!なんなら「おしゃれな人、ファッションをわかってる人たちに一目置かれたい」という承認欲求だったのかも…と恥ずかしいことも自覚してしまった。。

 

機能面で重視すること

現実的な部分(小さな子どもがいるから洗える服しか着たくない、みたいな)も含めた要素。

・アイロンかけたくない

・できるだけ自宅で洗いたい(手洗いの手間は平気)

・体型的な無理をしたくない

矯正下着を着ないとボディラインが出てしまうような服着たくない。着たらごはんが食べられないのも困る。

・繊細すぎない

総レースとか、どこかに引っかけて破きそうな素材は避けたい。

制服3セット

制服化の定義はわりと自由で、「Tシャツとデニム・ワンピース・シャツとスカート」みたいなコーデでもいいし「ワンピース型違い3セット」でもいいし「ピンク・グリーン・モノクロ」みたいな色指定でもいいとのこと。

私がこの1年繰り返し着ているコーデ、この服になら投資してもいいなと思っているもので考えると

①シンプルだがデザインにこだわりのある、裾を引き摺らない丈の薄手のワンピース

②顔うつりの良いカラートップス(カットソーかニット)+タフタ素材の黒フレアスカート

③保留

①と②はスッと出てきたけど③が思いつかない。実は2セットでいけるのかもしれない(笑)

実際に着ていることが多いのはTシャツやスウェット+デニムやプリーツパンツなのですが、これは自転車移動が多いからであって別になりたい自分に合致しているわけではないので。。

①②とかぶらずになりたいイメージに寄せるなら、お仕事いける感じのノースリカットソー+柄スカート+ジャケットとかかなあ。やっぱり3選にパンツは入らない気がする。

靴は自己評価、鞄は自己紹介、アクセサリーはアイデンティティ

本著で一番痺れたの、このわかりやすいキラーフレーズ。

靴に一番力を入れていないので「靴は自己評価」がグッサリきましたわ…。でもねえ素敵な靴は大好きだけどもうヒールを履きたくないんです…。せめてスニーカー以外のぺたんこ靴をもうちょっと活躍させよう。でも永遠にスニーカーブームであってほしいよー。

「鞄は自己紹介」は最近まさに感じた出来事があって。つい先日フリマでカゴバッグを買いまして、持参していた革バッグより大きかったので荷物をカゴバッグの方に入れ替えてまとめたんですよね。でもフリマ会場を出た瞬間から「え、もう9月なのにカゴバッグ持ってる自分、めっちゃ恥ずかしい…!」と街を歩きながらそわそわしてしまって。なんか暑くてもバッグだけは季節先取りした素材を持ちたい気持ちがあるんだなと気付きました。靴はサンダル履いてるくせに!!

そしてご存知の通り私はこの3つの中だとアクセサリーが一番好き。ハイブラジュエリーからプチプラアクセまでひとつひとつに選んだ時のエピソードがあるし、超アイデンティティが詰まってる。

アクセに関してはかなり制服化できているので、ピアスはもう3年ほど新しいものは買っていないし、時計も今後一生同じものを使う予定。ネックレスも首元の詰まりや季節に応じて2-3種類だけをルーティンしていて滅多に欲しくならない。というか毎日必ず指輪とピアスを着けているのでネックレスは着けないことが多い。

指輪は…指は10本あるし重ね付けもできるので無限に増えても仕方ないよね★(オチ)

 

私はずっと「なりたくない自分にならない」を信条として生きていて、「なりたい自分」というものを真剣に考えたことがないので(だって理想に到達できなかった時に凹むのもしんどいし、ずっと「まだなりたい自分になれていない!」と焦るのも嫌だし、いつでも今の自分最高!と思っている方がいい)お洋服というガワに絡めてそのあたりをじっくり整理できる面白い時間でした!

 

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